川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

賢治作品をやるために

 明日はまた雪ですか?先週もそうだったけど、うまいこと稽古日が重ならずほっとする。東京から来るさと子さん、鍵盤ハーモニカやらなんやら荷物が多いのでね。

 ということで、4月の東京・大阪公演に向けて、稽古進行中。おおまかな流れを作っていく作業は、後半の『セロ弾きのゴーシュ』へ。初代楽士の西川ちゃんと何度もやってきた作品。私自身のやること、演出の基本はあるけれど、音楽が変わる。さと子さんのアイデアと音で新たな発見や動きが出て来そう。ピアノ・鍵盤ハーモニカ以外にも、こまごまと楽器があるので楽しみ楽しみ。と言うか、さと子さん、ほんと、大道芸もやれそうな勢いになってはります。

 前半のお喋りを交えての構成も固まって来ました。今回は、短歌は使えないなぁ。そこまでやると、ちょっと時間が長すぎます。喋りたい内容もいっぱい。どうまとめ、構成していくか。ここからが厳しい道のり。とは言え、方向は定まったので、それは心強い。
 今回、ちょっとフリップ的なものを使いたくて、と言っていたら、なんだか描いてくれそうな人が現れました。うむむ、毎度、こういう事が起こりますわ。不思議。ありがたい事です。

 いままでなんどか聞かれています。『よだかの星』はやらないんですか?と。その度に、好きじゃないんですよね、と答えていました。ずっと、気に入らないと思っていた。宮沢賢治が好きになれなかった原因の一つではあった。なぜ気に入らないのかは、自分で分かっていました。だから、だからこそ、今回、やってみようと思ったのです。賢治の言葉はそのままに、私がこの作品に見た世界を見せる。挑む、と言う意味で、確かにこれは挑戦なのです。

宮沢賢治を宗教にしない」

 このシリーズを始めた時から言い続けている事、心掛けている事。


 さて、今日は頼んでいた賢治関連本が、図書館に届きました。よその図書館にしかなかったので、回してもらいました。えっと、月曜の読書会の課題図書と、どっちを先に読むべきなんでしょうか。