退職される上司に会いに行き、もとの職場の懐かしい空気を吸ってから、特別展示場へ。
「ビーズ展」。
写真を撮れるのは、最後の体験コーナーのもののみ。蟻。
展示されているのはこういうのではなくてね。
部材に穴をあけ、糸や紐で部材と部材をつないだものをビーズと定義。10万年前の誕生から現代までのビーズに思いを馳せる展示。
まぁ、本当に色んな素材があるのだわ。
ピラルクの鱗の大きさに驚き、オオスズメバチの頭をつないだものにいささかびびり、おお、カピバラさんの歯もあるぞ。人の歯もあるぞ。バナナの種もビーズになるんだ。ヤマアラシの棘とか、細かい!
私が魅力的だなぁと思ったのはオオコウモリの歯。微妙なうねりが魅力的。
I先生の収集資料で受け入れ時を覚えているカメルーンの全身ビーズの人像は展示場の真ん中にデデ〜ン。でも、私が好きなのはその大きなのじゃなくて、小さい女性像の方。ぷりケツプリティー(笑)。全体に緑系のビーズなのに、オッパイの先だけ赤いビーズが使われております。一緒に展示されている動物の形の足置き台は……おぬし、オスだな。って、どこを確認してるのかな、私。スケッチしながら、今日に限っては「何描いてはるの?」と興味を持たなくていいですからね守衛さん、と内心思うのでした。
ロザリオと数珠と言う展示は興味深い。イスラム教、キリスト教、仏教。祈る思いの行きつくところ、祈る手の求める形の行きつくところは、同じなんだなぁ。