たまっていた新聞を読んで片付けて……
歴史学者の磯田道史先生のインタビュー記事がある。
慶応に入って、大きな図書館が嬉しくて食べることも忘れて入り浸り、倒れて救急車で運ばれたのだとか。で、賄付きの下宿に引っ越し。
本の読み方と言う話では、こんなことを。
「本の背表紙を触って、タイトルを見る。世の中にどういう本があるのかを知っているだけでも全然違います。」
これ、まさに同じこと考えてました。
私が学童にせっせと本を増やしていたのも、そう思うから。子供のころ実家にあった、少年少女世界の名作全集は、すべてを読んだ訳では無い。でも、その毎日目にしていた背表紙はどれほど今の私の基礎になっているかと実感するもの。
これは、大人になっても大事だと思う。本屋さんでは、目的のコーナー以外もウロウロするのが楽しい。そして目下、読書量が減り気味。補うように、新聞の書評欄を読むのが週末の楽しみ。
そうそう、「人生の質というのは頼まれもしないのにやってみるところで決まる、そういう豊かな時間を持つように」と学生さんには言うんだそうな。