「"ふつう"は人の数だけある、を前提に」 番組プロデューサーが語る、制作に込めた思い | NHK健康チャンネル
「普通にして」「これぐらい普通でしょ」「ちゃんとして」
そんな言葉が子供を追い詰める。
学童バイトのお蔭で、たくさんの子供たちと関わって来ての実感。みんな色んな凸凹、得意不得意があって、それぞれで。面白いと思う事、楽しいと思う事、嫌だと思う事もそれぞれで。
「また泣いてるの?」「また、わがまま」
と言う大人の一言で、その子自身も周りも「あいつはすぐに泣く駄目な奴」「わがままばっかりで迷惑な奴」と言うレッテルがペタリ。抜け出せなくなる。
子供にマウンティングさせるのは、大人の行動、大人の一言。
周りと同じように行動が出来ない子を、「そうなんだね」「じゃあどうしようか」と大人が示せば、他の子供達だって理解しやすくなるのにな。
異質なものを排除したがるのも人間だけど、それを受け止められる力も持ってるのが人間。で、本来子供は、その能力が高いはず。歪ませるのは、大人。生かせるのも、大人。
NHKはこの一週間「発達障害ってなんだろう」として色んな番組で取り上げている。
発達障害の子供への対応って、実は、子供に対する対応の基本でもあるんだよな、と思う。