川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

子供たちと

 昨日はイジワルをして来た子が、今日は甘えて来る。そんな日々。面白いなぁ。

 私が行く学童に来ているのは、主に低学年の子供たち。今日は、学童の入っている建物の前で、帰って来た集団と一緒になる。
「あのね、あのね、今日ね。」
「○○に帽子取られた〜。」
「今日、傘持ってきたけど邪魔〜。」
 口々に喋りだす。はいはい、聴くから、取り合えず往来で立ち止まるな。部屋に入るよ〜。・・・なかなかピシッと仕切る事ができないので、なかなか中に入れませんわ。
「むー、こっち来て。」
 はいはい。
「塗り絵するから、ここ座ってて。」
 ・・・座ってる、だけですか?それでいいのか。しかし、色鉛筆のストックが、ちょっと色のヴァリエーションが減ってませんか?鉛筆削りじゃ難しい長さも増えてるし。低学年だと、ナイフは、まだ難しいか。この長さでは、うむむ。
 面白いの、ここの学童。ナイフ検定ってするのね。ちゃんと肥後の守を使えるように指導して行くらしい。へぇ。独楽回しや剣玉も好きだし、昭和?



 そうそう、この前は着ぐるみ仕事で幼稚園へ。童謡コンサートの途中で登場する私、の入っているキャラクター。子供達の前に出るのは初めてなので、ドキドキする。事前に軽く打ち合わせ。実際に、歌に合わせて動いたり、一緒に手遊びしたり。
 と、この段階では私は素。身軽に動いているけど、実際の着ぐるみ着たら、こんな風には動けませんよ。でも、そう言うテンションで中に居ないとね、とノリノリのリハ。
 迎えてくれた幼稚園側の人は、私の見てくれに、え?この人?
 ・・・小さいからね。でも、着ぐるみに入るのは、小さいほうが良いのですよ〜。

 美味しくお弁当をいただいて、出番を待つ。

 さぁ、いよいよ。

 胴体装着!足装着!この状態で扉近くへ。そして、頭(これが、でかいの)をがっぽり。

 扉が開く。振り返る子供たち。

 泣く子は、いなさそう。ホッとする。すでに、コンサートで盛り上がってるからね。

 ふふふ、笑顔、笑顔、笑顔で迎えてくれる。

 あ〜、良かった〜。着ぐるみの中で私もニコニコ。歌手のお姉さん達の歌に合わせ、ステップ踏んだり手を振ったり。後ろの方で、お母さん方も楽しそう。あ、そうだと思い、手前(と言うかほぼ足元)の子供たちを覗き込む。「きゃー!」と声を上げて手を振ってくる。
 一緒に手遊び・・・って、この着ぐるみはそんなに手が動かせないんだよね。その不器用さが、お母さんがたには受けたらしい。「かわいい〜」。

 さて、いったん退場。おっと、ちょっと横にあるものにぶつかってヨロリ。これがまた、受ける。わざとじゃないよ〜ん。何も、壊してません?子供踏んでません?内心冷や汗。

 コンサートは続く。しばし私は休憩。お絞りやらお水やら、気を遣っていただいて、ありがとうございます。

 コンサート終了。記念撮影の時間。「こっちこっち」と招く子供たち。団扇で扇いでくれるから、喜んで風に吹かれてみたり。撮影が終わってお部屋に戻るのを見送る。次々とタッチ。蹴りいれてくる子はいませんでした。良かった良かった。
 子供たちが引き上げ、じゃあ脱ぎますか?

「あ、ちょっと待って下さい。」

 大人様たちも撮影ね。

「いいですか〜?」

 大きく頷く。
 素直に嬉しそうな大人様たちも、可愛いです。

 パチリ。

「お疲れ様でした〜」

 ここで脱いでもらっていいですよとのお言葉に甘えて、かぽっと頭をはずすと(はずしてもらうと)、当然ながら、滝汗。こんなもんだと私は思っているけど、周りの人たちは「きゃ〜、大変!」いや、大丈夫ですから、はい。
 ちょっと休憩して、帰るための服に着替える。廊下で子供たちに会うと、つい、キャラクターの気分で手を振りそうになるが、ち、違うよなぁ。子供たちにしたら、「誰?この人?」会場に居たスタッフさんでも無いしね。あはは。

 なんしか、楽しい一日でした。このキャラクターが、色んな人に可愛がってもらって育って行くと良いなぁと思う。
 で、
「ストラップ下さい!」
 とお願いしました。うふふ、楽しみ。