川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

ヨダカとカエルとコウモリと

よだかのこと

よだかの星』が苦手な理由は、いじめの経験と、アトピーの悪化で見た目(顔も含む)が酷いことになっていた時期があること(ほんとに酷かった状態を知ってる人は少ないと思う。引きこもらざるをえなかったから)。
 見た目が美しくないと言うだけで嫌われ、改名を迫られ、命懸けの飛翔の果てに星になるよだか。
見た目が美しくないものは、いじめられっこは星になる(死ぬ)しか救われる道はないのか?と言う思いがどうしてもぬぐえなくて。よだかが美しい星になれて良かったねとなることが許せなくて。よだかをそこに追いやったのは誰だ。と、いつも怒りがわいてくる訳で。
 ラストで、もうひとつのよだか(現実のよだか)を示すと言う形に思い至ったことで、やれると思った5年前。その方針で稽古を始めると、カワセミの登場の意味が見えてきて、おいおい賢治さん、これはそう言う意味ですか?とゾクゾクした。
 こんな形で兄を失ったカワセミは、どんな思いで夜空を見上げるのか。
 基本の演出プランは初演から変わっていないのだが、今回、よりクリアになったな、と思う。アンケートなどでのお客様からの反応に、その手応えを、感じる。
 だから、もう少しこの作品に付き合いたいな、と思う。もちろん、『セロ弾きのゴーシュ』の準備には入るのだけど、レパートリーとして、もう少し、どこかで演じれないかな、と。

カエルのこと

『カイロ団長』は、エジプトの話ではなく、カエルの話です。いや、まぁ、青空文庫なりなんなり、検索すればすぐわかることなんですが。チラシでも「なんのことでしょうね?」と書きつつ踊るカエルの絵が描かれていたわけですが。

でも、一応、本番までは大っぴらに言わずにいた訳です。

f:id:ochamatsuri:20191123182532j:plain
f:id:ochamatsuri:20191123182446j:plain



 はい、カエル帽子を被ってます(写真は大阪公演)。

f:id:ochamatsuri:20191123182600j:plain



 で、そんな舞台を手伝ってくれたまいまいが、2日目、こんなカエルパンを差し入れてくれました。うふふ。

f:id:ochamatsuri:20191123182616j:plain
f:id:ochamatsuri:20191123182606j:plain



 そして、旅のお供のたれぱんださんに、カエルの呪いが(笑)。
 あ、いや、たれぱんだを連れていることには、突っ込まないで……

コウモリのこと

www.nhk.or.jp

 今、放送中のみんなのうたのこの曲『こうもりバットはグッドな紳士』。作詞、セリザワケイコさんなのです。詩のボクシング仲間が着々と実績を重ねていっておる。
 浅草で寄った本屋さんには林木林さんの絵本があったな。
 さて、私はどこへ向かうのか。