川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

野がも

清流劇場『野がも』観劇。
イプセンの作品。
正しいことってなんでしょうね。正しさを、正義を押しすすめる人の滑稽さ、残酷さ。それは、今の世の中にも溢れている。
こう言う話の時、いつも友人の詩の一節が浮かぶ。「あなたは助けたいの?正しいことを言いたいの?」
あわれな犠牲者。それを前に、自分がなにを誤ったのかすら判っていない姿。
胸に、いささか苦さを抱えて劇場を後にする。アフタートークも聴きたかったのだが、打合せがあったので。
実は、気になっていたことがある。それが、アフタートークで出たのかどうか。
さまよえるオランダ人」が住んでいた。と言う話。
あれ?それなんだっけ?と後で調べる。そうか、ワーグナーか。あらすじは……って、これ、やっぱりヘドウィクの運命を暗示してるのかな。