川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

昨日を振り返る

御礼

 

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 改めまして、「薔薇の朗読茶会」無事、終了いたしました。
 ご来場の皆様、ありがとうございました。そして、場所と素敵なお茶の提供をしてくださった茶淹さん、ありがとうございました。
 終わって、お茶を買って帰られる方、残ってお茶の飲み比べコースを頼む方もいらして、嬉しい限り。お茶を面白いと思って貰えることも、この場所でやる上で大事なことと思っているから。
 そうそう、茶会に出していただいたのは、3種類の番茶の飲み比べでありました。これもまた、面白し。
 冒頭、地元北野高校(戦前なので北野中学)出身の詩人冨士原清一の詩文集成『薔薇色のアパリシオン』から「二階より」「衣すれ」「めらんこりっく」「BAVARDAGE DU COQ」。
 そして、宮沢賢治『よく利く薬とえらい薬』、同じ時代に生きた芥川龍之介『アグニの神』、それと同じ頃に書かれた小川未明『野ばら』。
 子供のために書かれた三つの作品を大人のために読む時間でありました。
 語り芝居ではなく、朗読のみでの1時間は初めての試み。何を選ぶか、どう並べるか、どう繋げるか、と言うのは、ヨル♪宮沢賢治でやっていることと同じなんだなと思いつつ。
 それにしても『アグニの神』と『野ばら』が一年違いと言う近い時期に出ているってのは、選んでから気付いたわけで、呼ばれていたっぽいなぁと思うのでした。
千紘さんのところからいただいた薔薇の実は、こんな感じで飾らせていただきました。
 

茶会のあとの茶会

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 茶淹さんのお隣は小さなケーキ屋さん。ここが、また魅力的。茶淹さんとコラボして下さってるのも嬉しいところ。
 ここのケーキは、茶淹さんに持ち込んでお茶とともにいただくことができるのです。
と言うことで、私も終演後に(笑)
 モンブランをいただきました。
 飲み比べコースのお客様がアップルパイを買ってらしたので、撮らせて貰いました。薔薇ですよ。薔薇の朗読茶会のあとに、なんて素敵なチョイス。

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 お茶は、ちょいと癖のある番茶をいただきました。葉っぱがワイルド。
 

読む前に書け!

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 朗読茶会のあとは、梅田へ。東通りの先にある、Bar singlesへ。
 横浜へ引っ越す前はよくお邪魔していた日替りマスターの入るバー。朗読バーだったり、即興でソネットを書くバーだったり、ミステリーを解くバーだったり……
 もうすぐ閉店になってしまう、その前に、かつて行われていた「読む前に書け!」と言う即興バーを十数年振りに開催、安孫子マスター復活!と言うことで、出掛けたわけだが。
 お題を出され、15分で原稿用紙一枚に何らかの作品を書き、発表すると言うもの。
 少し遅れて到着。
「お、むーさん。あと6分だけど」
「お題は?」
「いも」
 いも~?!
 もう、ね、時間内できっちり20行の詩のようなものを書き上げたことを誉めてって感じ(^_^;)
 そら庵の東海亮樹さんと出会ったのもここ、singlesだったなぁ。あの頃は大阪勤務で、偶然わたしの大学同期とおなじ勤務先。
「え?N君、同期で隣にすわってますよ」
にはびっくりしたな。
 関東に引っ越して間もなく出ることになったイベントの控えの場が、出来たばかりのそら庵で、やってるのが東海さんご夫婦だった時の衝撃ったら。
 今、お茶祭りの公演に足を運んで下さってるMさんと知り合ったのも、ここでした。
 うん、ほんと、お世話になりました。アトピーのことがあって色々動けなくなり、けれど、後押ししてくれる人との結婚で、詩のボクシングへの挑戦があり、そこでのご縁でここに出入りするようになった訳で、ひとり企画で走り出したばかりの時に、とてもありがたい場だったのでありました。
 感謝。