川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

苺一会

 昨日は世界演劇講座。帰りの出来事。
 川西能勢口阪急電車の梅田行きに乗る。折り返しなので、しばしの停車時間。そこに乗ってきたご婦人。
「あの、いま、何時かしら?」
「9時22分ですね(と、手元のスマホで確認)」
お礼を言いつつ向かいに座るご婦人。なにやら落ち着かない様子でソワソワ。
「電話、落としてきたみたいで……」と、こちらに言うでもなく、鞄の中を確認したりしてらっしゃる。
「え、落としてきはったんですか?」
思わず尋ねる。どうやら隣の池田駅前のファミレスらしい。もう閉まっているのではと言うのも気にされていたので、スマホで確認。21時閉店だが、店員さんはまだいるはず。そのまま電話。呼び出し音の間に、行った時間、人数、スマホの特徴などを聞き出す。電話が繋がる。ファミレスにあることが判明。おお、良かった。今から取りに行く旨を伝える。
「良かったですね」
と行っている間に電車は出発。お礼をとおっしゃるが、いやいや電話しただけだし。でも、気が済まないらしく
「電話代を」
と、500円玉。いや、えらい高い電話代ですよ。
「イチゴでも買うて」
遠慮し過ぎても、と思い、ありがたくいただくことに。

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と言うことで、いま、イチゴが目の前に。