川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

学ぶ

苦手な人、ごめんね。シックな色合いでございます。

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 で、これはどなたですか~?と投げると、答えてくれる人がいるありがたさ。
 「工業暗化」で有名なPeppered moth(オオシモエダフリシャク)。とのこと。「工業暗化」って?とまたひとつ勉強。

 さて、週末。「カムカムエブリバディ」もあと少し。この一週間は怒涛。
 あの算太の、吉右衛門の顔と「あかにし」の看板が目に入っての幽霊を見たような顔。振り返って商店街。京都の商店街セットが岡山と似た構造になっている意味はここにあったのか。懐かしい時間を幻視。踊る算太。ダンサーだったおじいちゃんが踊ってる感を出す濱田岳さん流石。そして、彼が見る走馬灯の中に、かつて父・金太が見た走馬灯の中の幻のシーンが、あったよね。
 岡山に里帰りした終戦記念の日の黙祷。大叔父夫婦を見て慌てて立ち上がる桃太郎。自分にもあの戦争が深くかかわっているのだと知ったからこその表情。あの短い黙祷の時間の中で、るいは父と、ひなたは平川先生と邂逅したことが判る構成。
 なんで急に平川先生?と思ったけど、この日は1994年8月15日。なるほど、平川先生は1993年8月下旬に亡くなってるので、初盆。あの世からふるさと岡山に帰って来たところに、自分の古いテキストを開いている女の子がいたからそこに現れちゃったのね。
1995年1月は震災だけど、そこは、描かない可能性はあるなぁ。主人公たちに所縁の地は、大きな被害の地ではないと思われるし。戦争以外の大きな世の出来事は入れないようにしているのかな、と言う気もするし。東京オリンピック大阪万博も、スルーだったもの。
 あんまり伏線伏線と言うのは好きじゃない。ただ、この先どうなるのかな、こうかな、ああかな。あの人はどうなる?この人は?とあれこれ考えるのが楽しい。そうしたくなるぐらいに、それぞれの登場人物が愛おしいし、生きているのだと思う。
 そうそう、勇夫妻の生きてきた時間が語られるかどうかは判らないけれど、それが無くても、ああきっと色んなことを乗り越えてきたから、こうやって一緒に笑っていられる二人になったんだろうなと、そこもあれこれ想像してみている。