旅の途上
キツネ靴下で東京に向かう。


新大阪で少し余裕があったので落ち着いて昼ご飯を食べようと入ったオムライス屋さん。待てど暮らせど出てこない。スープが出てきたのでもうすぐかと思ったが、出てこない。え?これ、無理だよね?これで出てきても、食べきれんよね。スープ飲んじゃってたけど、キャンセルにして貰い、慌ててお弁当を買って新幹線に乗り込む。
目指すは東京、浅草!ではなく八王子!
てことで、新横浜で乗り換えるのでした。十年間横浜市民だった身には懐かしく……。思わず横浜の友人に、一瞬、近くに居る~とLINEする私は、かまってちゃんか。返事してくれる友人たちに感謝。また会おうね~。
ますむらひろし展


八王子市夢美術館へ。
「ますむらひろしの銀河鉄道の夜 前編」
宮沢賢治作品を漫画にしているますむらひろしさんが、今、改めて「銀河鉄道の夜 四次稿編」に取り組んでおられる。その前編の原画、資料などが展示されている。このタイミングで開催されてるのを見逃したら後悔すると、予定を調整。
行って良かった~、行けて良かったぁ。





*写真は会場前にあった別スペースの撮影オッケーのパネルを撮ったものです。
かつてアニメにもなった、ますむらさんの銀河鉄道の夜の漫画化は、35年以上前。それを改めて、その後の研究も踏まえての漫画化。
大きな変化は、銀河鉄道の座席かな。岩手軽便鉄道がモデルならロングシート。って辺りは、実は今回の自分の舞台で「岩手軽便鉄道の一月」をやるに当たって、ちと悩んだところでもある。
あと、カンパネルラが前の時とはだいぶ違う印象。前のだと穏やかな優等生、ええとこの子って印象があったけど、今回のカンパネルラはもうちょっと元気少年っぽい印象。あと、スペインをイメージしているからかな、サッカー要素。
ジョバンニの働く印刷所の景色には、相方が食いつく(印刷屋さんの息子です)。機械とか、細かく描かれてるのよね。色々解説してくれる。
賢治作品を語り芝居にする時、ここからここへ行くのに人物がどう動いているのか、どこに何があるのか、と言ったことが気になるし、そこへの想像を疎かにすると、演じられない。
ますむらさんが、細かい部分にもこだわり、言葉で描かれていることと描かれていないことを丁寧に調べ、分析して絵にしていっている、その作業が、こだわりが、響く。
なんと言うか、そのこだわり方に、通じるものを感じるのですよ。
と言うことで、かなり心震える原画展でした。頑張って観に行って良かったです。
浅草入り
夢美術館から夢見心地で浅草入り。
中華レストランパンダでたれぱんだと晩御飯。




レストランの一角では、パンダさんたちが会議中。


スカイツリーの景色に、「ただいま浅草」って気分になるのでした。