川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

宮沢賢治学会・地方セミナー

 

宮沢賢治学会・地方セミナーin大阪】「日本児童文学が宮沢賢治から受け取ったもの」ってのに参加してきました。
 ヨル♪宮沢賢治を始めた時には想像していなかった、自分の宮沢賢治へのはまりっぷりに、今更のように驚きます。
 で、これがすこぶる面白かったのでした。
 基調報告は「宮沢賢治の評価史と賢治童話の影響を受けた児童文学」
「童話」から「児童文学」への転換、賢治文学の評価史って話は「ふむふむ」と学ぶこと多し。
 その後の「賢治童話の絵本化とマンガ化」と言う講演は、ますむらさんの原画展を観てきたばかりなので、気になったお題。同じ作品の絵本化でも作家によって解釈が異なることを実例で示される。
 賢治作品の「空白」と言う話には、まさにそれ!と思う。私が語り芝居をする時にも、常にそれがある。身体で演じようとすると、「あれ?ここはどうなっているんだ?」と思うことがしばしば。そこをどう想像し創造して埋めていくか。ますむらさんの原画展を見た時に感じたことと通じる話だったのでした。
 対談は「童話作家の富安洋子さんに「賢治」を聞く」。宇野重吉さんの朗読のソノシートの話に心が震えました。まぁ、私が聞いていたのは昔話のでしたが。幼い時に繰り返して耳にしていたものの影響の大きさなんてことに思いをはせるのでした。
 児童文学館には関連資料の展示もあり、興味津々。
 あ、実は府立博物館も児童文学館も初訪問でした。どちらにも賢治関連本がたくさんあって、ああ、これはゆっくり来ないといけませんな。

 これを買ったのは、多分、三橋とらちゃんの影響だわ。