iaku『あたしら葉桜』観劇。
母と娘の結婚を巡るやりとりを描く岸田國士の『葉桜』と、それをもとに横山拓也さんが書いた、現代の母娘のやりとりを描く『あたしら葉桜』の二部構成が面白い。
つい、母と娘の自分の関係をベースに観て考えてしまうけれど、よく考えたら、年齢的には母側なのよね。自分に子供が、娘がいたら、また、違う感慨を持ったのかなぁ、などと考えたり。
母娘だからこそ、言わなくても通じてしまうこと、そう思って言わずに飲み込んでしまうことで生じるズレ、歪み。そんな、会話の機微の丁寧な戯曲、演出で、じっくりじんわり味わったのでした。
帰り道、葉桜ってタイトルの意味を考えたり……