川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

12人いる!

 本日は、『12人の優しい日本人』観劇。まだ公演中だし、ネタばれはせんように、と心がけつつ…。
 面白かった。これはホント。映画版しか見ていなかったので、今回はかなり楽しみにしていたのだ。いい役者を12人揃え、それぞれに見せ場を作っている。うまい台本だ。もちろん、もとになる『12人の怒れる男』がすぐれているのだ、ということでもあるのだろうけど。
 映画版と比較すると、同じ役柄が役者でこんなに変わるんだ、というのが良く分かる。そうか、こういうのもありなのね。うむうむ。となると、また違うキャストでの12人が見たくなる。単純に今回のキャストだけでもこの人とこの人を交代させても面白いよな、と想像して楽しくなる。稽古場ではそんな遊びもあったのでは?とも思う。
 ちなみに前から3列目。近すぎ、というところではあるが、あぁ小日向さん、浅野さん、温水さん。もう、贅沢な顔ぶれだわ。映画版で亡き恩師がされていた役を大好きな小日向さんが、というのも心密かに嬉しかったのだ。
 近いが故に、セットもじっくり拝見。まぁ、あの椅子はどこからでも分かるけど、目の前だけに気になって気になって。リアルな中で、あり得ない存在。でも、あっていいものになるのが舞台の不思議。映画だと、この遊びは無理かな。
 大劇場なので傾斜舞台。ホワイトボードにはかせた足は目立ちすぎ?あれもわざと?
 あと、天井もしっかり貼ってあるセットが密室感を増している。3列目にいても上からの照明は全く目に入らない。うん、成る程。
 来週はwowwow生中継。どこからどう撮るんだろう、と相方とあれこれ想像。違う視点から見れるので、ちょいと楽しみである。あれは気になるよね、と確認ポイントをあげたりしつつ、二人で晩御飯。久しぶりの外食は京野菜のスパゲッティ。美味しかった。