川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

非常勤はつらいよ

 非常勤講師先の高校は、本日、体育大会の予定。昨日の予行は無事に行われたが、今日は微妙。決行なら、私の仕事は無い。が、中止の可能性があるので、いったん通常通りに出勤。
金曜日の担当は、2限目、3限目、5限目、6限目である。
「お天気は持ちそうだけど、昨夜からの雨で、グランド状態が悪いかもなぁ」
 などと思いつつ、駅に向かってとことこ。と、ポケットで電話がぷるぷる。H川さんから。

「今日、体育大会中止になったんですよぉ。」
「はい、その可能性があると思ったので、学校に向かってます。」
「それがね、短縮になってるんですけど。」

・・・・・・・・・

「は?」

「教務から連絡行ってませんでしたか?3・4・5・6の短縮なんですよ。」

 説明しよう。「3・4・5・6の短縮」とは、午前中に、3限目、4限目、5限目、6限目の授業をする、と言う意味。
つまり、3限目に私がやる授業は、今日は1限目になるということ。

「……き、聞いてないです。」
「何時ごろに来られます?」
「……2限目からのつもりだったんで、着くのは1限目の終わりごろです。」

 どうしようもないので、自習にしてもらう。


 って言うか、連絡下さいよ。中止の場合は通常通り、としか聞いて無かったですよ。
 学校に着いてみれば、そんなことがあったことを知らない先生方の能天気な態度。事情を言っても、「そうですかぁ。」「それは、申し訳なかったですね。」

 どっちかと言うと、生徒に謝ってほしい。実態としては、大会決行だと期待していた生徒達にとっては、自習の方が良かったのかもしれない。でも、大会は来週行われるのだ。授業時間が減る、そのことの意味を生徒達がわかっていなくても、教師は分かっていないと駄目でしょう。
 こういう日に来なかった、ということは、生徒から見れば「先生だけがさぼった」とも見られかねない。それもちょっと心配。生徒との間に微妙なズレが出来た場合、困るのは私ではなく、授業に気持ちが向かなくなる生徒自身。
 多分、私が1限目に居なかった事情など、生徒に対して説明もされていないだろうし。というか、生徒は非常勤講師と言うシステムを分かっていないので、説明しても理解しにくいのだ。
 
 これって、会社だったらどうなんだろうな。