川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

無題

 あの日、朝、実家から荷物が届いた。春の便り、いかなごの釘煮も入っていた。うきうきしながら、出掛ける準備。「楽屋」の2回目の稽古に向けて。
 どこかフワフワした気分の午後。ふとつけたテレビは国会中継
 長い1日の記憶の断片。
 あのまま、何も起こらないまま時が過ぎていたら、と今でも思うことがある。

 玄関を開けて見る街の明かりは、すっかり元通り。それでも、やっぱり節電はされているのか?あの日以前の明かりがどうだったかと、比べる術は無い。

 原発どうのではなく、電気、と言うものを考えたのは、阪神淡路の時。電源が取れなくても出来る芝居作り。お茶祭りがアコースティックにこだわる理由。

 1月17日には3月11日の事を考え、3月11日には1月17日の事を思い出してしまうのは、もう、どうしようもないんだろうな。