川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

読む日、読む人

 3月の読書会で持ち帰った本、ひと山。結局、公演の準備でバタバタして積読。気付けば相方が着々と読んでいて、ものすごく先を越された感でした。

 と言う事で、公演終わって、まずは4月の課題図書だった『沈黙のひと』読了。パーキンソン病で話す事・歩くこと・書くことも出来なくなった父の内面は……。つらい、けれども、年代的にこれは、向き合わなければならない話。義母が入院してから亡くなるまで、横浜・福井往復の日々を思い出す。ホスピスでの最後の時間、義母は何を思っていたのだろう。
 小説そのものは……ん、ちょっと、主人公の、腹違いの妹たちへの視線(それはつまりは父の視線でもある)が、なんだかなぁとも思う。多分、父から見れば私は、この妹の方なんだろうな、と思ったり。自分と父親との微妙な距離を思い、ちょっと考えてしまう。

 持ち帰った本も、『邪馬台』『富士学校まめたん研究分室』『黒田官兵衛』……着々と。賢治関連本から少し離れての時間も大事ですな。次はどれ読もうかな。池井戸潤かな。
  
 今月から、読書会は再び『古事記』へ。これも、楽しみ。

 学童では相変わらず読んで攻撃で、『かいけつゾロリ』と『学校の怪談』。ゾロリシリーズのだじゃれとパロディのオンパレードは、なんとも言えませんな。怪談は、「これ!」と指定しておきながら「やだ〜、こわい〜、気持ち悪い〜」って、人の所為にしないで下さい。どうやったらもっと怖くなるだろうかと考える指導員なり。
 読んで〜と言われると嬉しいけれど、全体が見えなくなるから、タイミングが合わないと読んであげられないのが残念。コマ回しにけん玉に外遊び。遊びに忙しい子供達。先日は、遠足が楽しかったのか、ものすごいテンションで帰って来たなぁ。元気なのは良い事だけど、5月は、小学生の事故が増えるとか。確かに、新生活に慣れてきて危ない時期か。気をつけないと。

 読了と言えば、芸団協の報告書も読了。改めて、子供たちの居る場に向かう事、ファシリテートと言う事について考える。

 さて、今月は、がっつり学童仕事。治まりかけていた肩の調子が、ちょっとぶり返し。病院に行く時間をどうやって確保するかが問題である。