ポエトリースラムジャパン2017は、残念ながら敗退。
全国大会への出場者は10人。これを5人ずつの2グループに分け、それぞれの上位2名の計4名が決勝戦に進出。
で、私は、Aグループ3位。
優勝したのは、Aグループから勝ち上がった、名古屋の中内こもるさん。役者であり作家であり。ん〜よく考えると、第1回の優勝者の岡野康弘さんも演劇人だ。
敗退の原因は、まぁ、色々あらぁな。やっぱり悔しいから、また次も挑戦しますよ。悔しいからって前回チャンピオンのお腹にパンチ入れてるのもどうかと今なら思うが、あの頑丈そうなお腹とドヤ顔見てたら、つい。許せ。
声と言葉の場で全国大会と言うのは、実はこれが3回目。同じ敗退でも、詩のボクシングの時みたいにもやっとしないのは、多分、ルールが明確だからだろうな。客席からランダムに選ばれる審査員。評価基準が明確なわけではない。そういう意味では、終わってから「あんなの違う」と思う人はいるだろう。実際、何人かのお客さんからそう言う言葉は聞いた。でも、それは、その不安定さは全員同じ条件。審査される側としては、少なくとも私は、はっきりと点数が出ているから、すっきりする。……客席の拍手の大きさとか、コミッショナー裁定とか、もやっとしたもんなぁ。それ以前のはっきり審査員がいる形の時だと、赤か青。つまりはゼロか1。札が上がらないと、自分への評価が見えなくて、それはそれできつかったしな。
(もちろん、詩のボクシングがあったから今の自分があるわけで、詩のボクシングに出会ったが故に見せてもらったたくさんの景色があって、それは、本当に感謝をしている。)
でね、一番大きいのは、全員へのリスペクト。開会の時にそれを代表の村田さんが口にし態度でも示している。それが伝わっているから、居心地が良かったのだ。
出番が終わって会場の隅っこでへたり込んでいる私に気が付いて「お水、持ってきますか?」と気遣ってくれた受付の方、ありがとうございました。水も飲めない気分だったのでお断りはしたのですが、声を掛けていただいたこと、感謝しております。
勝負には負けた。でも、自分の詩が、言葉が、駄目だったとは思わない。あの場では他のが良かったかな、もうちょっと違う出し方をすれば良かったのかなと言う反省はあるけど。2編詠んだどちらも、「あの詩が良かった」「あれが面白かった」と言う言葉を観戦していた方からいただけたのは、何よりの宝物。決勝戦用には、また違うタイプのを用意していたので、そっちも聴いてもらいたかったです。
喜んでくれた人、楽しんでくれた人、悔しがってくれた人がいる。なにより、自分でも悔しい。だから、次に向かいます。
皆々様に、感謝。
おっと、大事なこと。MCの猫道さんの的確な進行は、お見事でした。
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【2月】
Poetry Slam Japan 全国大会出場
大阪大会で優勝し、全国大会にコマをすすめました。
フランスでのワールドカップ出場権をかけた詩人の戦い。審査員は客席からランダムに選ばれます。
是非、ご観戦ください。
日時:2017.02.19(日)
14:00開場 / 19:00終演予定
場所:新宿 芸能花伝舎(http://www.geidankyo.or.jp/12kaden/)
東京都新宿区西新宿6-12-30
料金:前売 2000円(No Drink)
当日 2500円(No Drink)
MC:猫道(猫道一家)
DJ:北島とわ
☆全国大会進出者☆
大阪大会 :川島むー/川原寝太郎/八和詩めぐむ
名古屋大会:中内こもる/岩村空太郎/三原千尋
東京大会A :石渡紀美
東京大会B :馬野ミキ/もり/ジョーダン・スミス