川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

女のくせに

 小学生に「女のくせに」と言われると、心底悲しくなる。どこでそんなセリフを刷り込まれたんだ。
「なぁ、今、私が言ったことのどこに、男ならよくて女やったらあかんことがあった?」
と真顔で聞いてしまったよ。多分、本気でそう思っているのではない。ただ、誰かが言ったことをなんとなく雰囲気でかっこいいと感じ、強いイメージで言ったんだと思う。でも、ここで流したら、本当にその子の中に定着してしまうよな、と思ったので、それは違うぞ、と。
 その後、遊びの時間には、普段通り……違うな、意識して、その子とふざけ合う。「違うよ」と言ったのは発言であって、君自身じゃないんだよ。
 さて、帰宅して改めて、その発言をした子供の日々を振りかえると、常に自分が上でなくてはいけない、人より出来ないことがあってもそれを認められないってところがあり、つまり、あの発言の根底には、その子のしんどい部分が隠れているよな、と思う。
 多分、色んなプレッシャーがあって、自分をガードしてる。それは、かなりしんどい状態。関わる大人として、そこをちゃんと見ておかないと、と思うのでした。