川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

宮沢賢治作品集二日目


 難波で見かけた蝉の脱け殻……と思ったら違った~。
  いや、なんでこんな時間に?大丈夫か?
  よいしょよいしょと、上ってる。気になりつつ、見守る時間もなくてその場を離れたけど、無事に羽化できたのかなぁ。

 

 さて、オムニバス公演、宮沢賢治作品集は二日目。
 もう、ね、自分が土曜日の昼で仕事が終わったので、気楽に楽しく、あとの三回をたのしんだのですよ。
 昼の回は、ツツミユカリさんの歌とギターで、「春と修羅」より。先月の朗読教室で扱ったばかりの「青い槍の葉」が登場。温かく愛らしいメロディがついて、なんだか嬉しくなりました。
 夜の回は、かつふじたまこさんの、即興演奏と朗読「やまなし」。鍵ハモと日用品での音の世界。うわぁ、これは、二代目楽士の岩倉さと子さんに見せたいっと激しく思ったのでありました。
 そして、昼夜共通だったのが、難波サザンシアターの当麻氏脚本・演出の、池上和美さんの一人芝居「グスコーブドリのうわさ」。「グスコーブドリの伝記」を、ブドリを登場させず、彼に関わった人々の証言で綴る。これが、良かったのですよ。なるほど、そう来たかぁ。なにより、あの物語の最後の文章が大事にされたことが嬉しくて。あの一文のためにあの物語はあるって思うくらいに好きなので。そして、「下ノ畑」。ああ、これは、もう宮沢賢治好きが見たら、撃ち抜かれますよ。やられたぁ、と嬉しい悔しさで、家に帰って、夫相手にめっちゃ喋っておりました。

 

 てことで、アートひかり「宮沢賢治作品集」無事、全公演終了しました。バラシはあっという間。大阪締めをして、解散。
 アートひかりさんの呼びかけならではの、バラエティに富んだ顔ぶれ。この前の大町での演劇まつりもそうだけど、この祝祭感がたまりません。このメンツで打ち上げしたら楽しいんだろうなぁと思いつつ、粛々と、解散。
 なぜか、イーゼルを背負って帰る私。ああ、また道具を増やしてしまった。まぁ、これまでも何度か「あ、イーゼルがあったらな」と思ったことはあったから、多分、必要。
 さて、ほっとする間もなく、今月はVOX hallでのライブ。セットリスト~。ん~、15分のライブと20分のライブ。出来れば、違うものにしたい。いくつかふわっとしたプランはあるが、もうちょっと探らないと。
 同時進行で来月の乱歩朗読の稽古も。ひゃあ。学童バイトも繁忙期に入ります