川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

終わりました

 無事に、第2劇場のクラシック・ルネサンス公演が終わりました。来て下さった方、メッセージ下さった方、応援してくださった皆々様に感謝、であります。

 今回は久々に仕掛け舞台。セットが回る。もちろん人力。今回の役どころは狂言回し・舞台回しって言われていたけど、まさかそのまんまの意味になるとは。いやはや。
 あちこち上れるところもあり、大喜びで、芝居の中で上るチャンスを作って行く。しかし、長靴ではしごを上るのはきついわね。
 客席に立つのも好き。今回の劇場は階段状に作られた客席で、椅子席。中央にちゃんと通路がある。もらった台詞の中に、これは客席で出来るぞというのを見つけ、演出にもオッケーをもらう。ビラを撒きながら客席で台詞を決める。快感。

 苦労した台詞は、争いが終わった後の倒れていた人々が立ち上がるシーンでの第一声。
「まぁ。なんて不思議。」

 「まぁ」ですよ、「まぁ」。これがまず、いまどきありえない。で、「なんて不思議」と続くと、もう・・・。初めて口に出したときは死ぬかと思った。と言うか、口に出す前に笑ってしまって。この台詞を自分の中から発する動機を見つけ出すのに四苦八苦でした。近代戯曲の一番の難しさは、しゃべる文体の違いではないかと思った。
 え?もちろん、道は見つけましたよ。エピローグでの第一声。はずすわけには参りません。

 さて、公演は終わったけれど、稽古場日誌はもう少し。ということで、そろそろ、そちらに取り掛かります。

 詩ボクの準備もしなきゃ。あ〜、時間が欲しい!