川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

似た建物と似た人と

ochamatsuri2007-07-01

 昨日、6月の最終日、横浜美術館へ出かける。はじめてのはずなのに、入ったとたんに、あれ?どこかで見たような。・・・ってデジャブな訳ではなく、以前、行った某美術館。エントランスの雰囲気がよく似ていたのだ。デザインした人、同じなのかしら?

 それはさて置き、横浜美術館

「水の情景〜モネ、大観から現代まで」という展覧会。

 水と言う切り口で、古今東西の作家たちによる、絵画、写真、映像、彫刻などの作品が展示されると言うもの。この前のノマディック美術館と言い、水がらみが多いなぁ。

 なかなか、見ごたえたっぷり。ほんとに、古今東西。同じ作家の作品を並べてる場合、テイストが違うものが出されているし。お昼食べてから入館して、閉館時間ぎりぎりまで、たっぷり楽しんでしまった。

  気に入ったのは、丸山直文と言う人の絵。キャンバスに水を含ませ描いているのだとか。じわじわと滲んだ線と色が優しくて、夢の中の世界にひき込まれてしまいそうになる。

 やられたなと思ったのは、ラスト近くで並んでいた写真。40年代のアメリカの海岸の芋の子を洗う状態の混雑、テンションの上がった人々の顔。そんな写真の次に、同じ40年代のロバート・キャパの戦場写真。そして、沢田教一の写真「安全への逃避」へと続く。たっぷり水の世界をゆらゆらと堪能した後で、とどめのようなこの並びは、きつかった。

 でも、その後に、もう一度きついのがあった。今回の展示とは別に、コレクション展示と言うのもやっていたのだ。何があるのかな?と覗いたら、米田知子さんという方の「震災から10年」と言う写真展示だった。白黒で撮った阪神淡路大震災当時の写真と、十年後に撮ったカラーの写真及びその撮影時の様子のビデオ映像。あかんな、いまだに、震災がらみのものを目の前にすると、胸がきゅーっと痛くなる。ここで震災がらみのものは、想定外。心の準備が無かったよ。参った。


【写真】
美術館前も、水に関わるインスタレーション。 「壮大な流しそうめんやね」by相方。
・・・もしもし?




 次の企画展は森村泰昌さんだそうな。おっと、これも行きたいではないですか。

 そういえば、最近誰かに言われたな、「森村さんに似てる」って。似てます?

 ちなみに、今まで似てると言われた人

大谷直子
仙道敦子
木野花
・ウーピー・ゴールドバーク
森村泰昌

 ・・・どうだ、これは・・・