蛙鳴蝉噪(あめいせんそう)と言う言葉がある。やかましく騒ぐ様を言う言葉。字面だけで、十分伝わる。なのに、声に出すと、何だか脱力気味なところが好き。
近所は田んぼより畑、と言う土地なので、あまり蛙の声は聞こえなかったが、蝉は元気よく鳴いている。大阪は、また、クマ蝉で五月蝿いのかしら?と、帰省を前に思う。
夕方、陽の傾きと供に、アブラ蝉からヒグラシへ、鳴き声がバトンタッチされていくのも好き。
なのに、なんで夜になって、またもミンミンと鳴き出すのかね?これが、まだ、カナカナと鳴いているなら良いのだが、ミンミンと夜中に鳴き騒ぐのはね、勘弁して欲しいぞ。昼に聞くより五月蝿く感じるんだもの。
さて、蛙鳴蝉噪と言う言葉には、転じてもう一つ意味がある。
「下手な文章や無用の議論をあざけって言う。」
・・・・・・厳しいなぁ〜。