「花粉はどう?」
「風邪か花粉かよくわからない状態で。」
「そりゃ、花粉だろ。」
「へぇ、ライブ?どれどれ。ん〜行けるかな。」
「CDとか作ってないの?」
「売れっ子じゃん」
「いや、でも、ほとんどがボランティア状態ですよ。」
「まぁ、それが先に繋がっていく可能性があるわけだし。」
「じゃあ、がんばって。」
え〜っと、私は病院に行って、皮膚科の診察を受けていたはずなのだが、・・・
いや、もちろん、お肌状態の話もしてるけど。まぁ、それだけ状態が落ち着いているってことだ。今まで何人もの皮膚科のドクターにお世話になっているのだが、どの先生も、こちらがやっている事に対し興味を示し応援して下さる。もちろん、それは、医師として、患者の前向きな気持ちを引き出すための当然の態度かもしれないけれど・・・外見上の問題を抱えて引きこもりがちになる私が前を向いていられたのは、そんなドクター達との出会いも大きいのかな。
病院を出て携帯の電源を入れると、あ、メール。大阪でご縁のあった方から。東京へのお引越し完了のお知らせ。春、ここにも新たな一歩の人がいる。
さ〜て、私の一歩は?
などと張り切っていた割りに、一つ手前の駅で降りる予定だったのを忘れて戸塚まで帰ってきてしまい、慌ててUターンしたり、そこで立ち寄ったショッピングモールでお気に入りのショールを忘れてきたり。しかも、その忘れている状態で、GAPで春らしい軽くて可愛いショールが無いかしらとあれこれ見てたんだよなぁ。その段階で気が付けよ。
やれやれ、明日は予定が無いので、ゆっくり家であれこれ片付けようと思ってたのに、遺失物センターに行かなければ。
まず、この忘れ物癖を何とかせねばなぁ