川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

知ってんねん

 スーちゃん、55歳。
 ♪とししぃ〜たの男の子ぉ〜♪と歌い踊った身には、もう55?だけど、女優さんとしては、まだ55。いろんな意味で、残念。

 と思いながら新聞を読む。
 よく見ると、その下には島田陽子さんの訃報。あ、女優じゃなくて、詩人の島田陽子さん。万博の歌の作詞者と言うより、大阪弁の詩のイメージ。
「うち、知ってんねん」。
 大阪で通ってた朗読教室でも一度やったなぁ。ディープ大阪の年長の女性が多い教室で、皆さんが嬉々として読んでらしたのが記憶に残っている。

 最近、ふと手に取った本「教科書の詩をよみかえす」にも掲載されていて、解説の川崎洋さんが、東京弁に訳してみたが「もうひとつしっくりしません」と書かれていて・・・いや、確かにこの訳は・・・さぶいぼ・・・でした。
 そして、川崎さんが書かれていたシンタックス(語句の組み合わせ方)の話に、これだ!と思う。以前から気になっていたこと。この文章(標準語)読みやすいなぁと思ったら、筆者が関西出身だった、と言う事が何度かあったのだ。

 ん〜、これ、気になる。大阪弁シンタックスとは何ぞや。

 などと言う事を考えていたら、大学の同期から著書が送られてきた。方言の研究をしている。大学(勤務先)が変わったらしい。って、おぉ、教授ですか。ふむ、お礼とおめでとうのお手紙出して、シンタックスについて、聞いていてみるかな。


 ・・・リーディングの場で、ほとんど大阪弁を入れて無い場合でも「いやぁ、やっぱり、むーさんの大阪弁が」と言われる事があるのは、これはシンタックスの所為ではなく、川島むー=大阪、大阪弁と言う刷り込みがあるからかだと思うけど。