表現教育指導者養成講座である。こちらに越してからの夏は、毎年、芸団協の講座にお世話になっている。
今日受けたのは、ドラマセラピーについての講座。講師は尾上明代先生。
ワークショップを安全に行うために心得ておかなくてはならないことを、判りやすく話して下さる。
ドラマと現実の区別。役割解除や感情の解除。ワークショップを安全に行うために心得ておかなくてはならないこと。あくまで、子供のために行うこと。役者としての自分の技量を見せる場ではないこと。あ、これ、気を付けないと。
演じる事が現実に与える影響力のマイナス面の話には、トラウマが痛む。劇団で定番の役が出来た事が、最初は楽しかったのに、段々苦しくなって…。たまになら良かったんだけどね。毎回だから、現実に跳ね返って来たんだね、やられ役が。う〜む。芋づる式に嫌な事思い出しちまった。
それはさておき。
後半は熊谷先生。そ、その導入は…。某芸人さんの、劇団時代の体験談。私達が受けてきた演劇指導の実例、ね。確かに、ドラマセラピーとは対極ですな。人格否定もいい所だ。
でも、演劇ネタと言えば、私的にはサラリーマンNEOの「理想の職場」シリーズなんだよなぁ。視察等が予定されている部署で、部長(生瀬勝久)が理想の職場を演じるための台本を書いてきて、部下に稽古をつけると言うもの。もう、笑いつつ、恥ずかしくもあり…。
あ、堀内敬子さんが劇団員のも、苦笑だったなぁ。会社で当日精算券配りまくって去って行く。覚えのあるシチュエーションに、アイタタタ・・・。
しかし、講座の最中に、フライパンを洗い忘れて家を出てしまったことを突然思い出したのは、なんだったんだろうね。ふっと、使ったままガス台に乗ったフライパンが浮かんで、「あちゃ」と声が出そうでした。