川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

校長室にて

 昨日は中学校でのお仕事。先週に続いての三日目最終日。
 終わったら高円寺に出て態変さんの公演を当日券で観ようと思っていたのだが、どうにも頭が重い。寝不足+低気圧で、ず〜んず〜ん。電車でちょっと座るとあっと言う間に寝落ち。こらあかん。

 と言うことで、断念。金さん、ごめんなさい。
 ま、大阪に戻るので、また、大阪で拝見させていただきます。

 さて、コミュニケーションと言葉で遊びを楽しむ三日目のアシスタント。
 ひとの意見と自分の意見、出したり引っ込めたり説得したり拒んだりしながら、ひとつの作品を発表する。
 言いたい事、やってみたい事、やりたくない事、色々内側にため込んでいる。それを、少しでも引き出したい。普段小学生たちと一緒にいるだけに、中学生だから出来ることってあるんだなぁと思ったりもする。
 給食は、校長室でいただく。今日は魚フライ、バンズに挟んで食べられるようになっている。挟んでみたら、これ、かなり、大口が必要なんですけど……。

「これ、なんの魚だろ?」
 と一人が疑問を口にする。
「さば?」「違うんじゃない?」
 などと言っていると、校長先生がふっと出て行かれる。
 もしかして、確認しに行って下さったんじゃ?とざわつく実演家チーム。
 やがて戻って来られた校長先生は、黙ってパソコンに向かう。
 違ったか、とこちらは会話続行。と、
「フライは、しいらと言う魚だそうですよ」
 と校長先生。
 え?と思う間に、パソコンの画面をこちらに向けて、
「こんな魚だそうです」
 こ、この校長先生、好きだなぁ。疑問に対し、もう一歩踏み込む感覚を持っていらっしゃる。なんだか、嬉しくなったのでした。
 いつも、こちらのやり取りを楽しそうに聞きながら、時々加わって下さるのです。