川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

長野日記(4/24)〜臥せる竜〜

ochamatsuri2010-04-27

 午後、桜が奇麗と聞いていた、臥竜公園に到着。

 うわぁ、桜が満開。と言うか散り始め。めちゃめちゃいい時期に来たと言うことではないですか。
 大きな池をぐるりと囲んで桜桜桜。屋台も立ち並び、賑わっております。おぉ、この先に、あの動物園があるのね。アカカンガルーのハッチで話題になった須坂市動物園。ん〜、ここに入るとそれで時間いっぱいだなぁ。動物園の前まで来て、悩む。

 私の目は、その向こうにある山に目が行く。須田古城跡。

 う〜ん、どっちを取るか。

 しばしウロウロ。え〜い、登るぞっ!

 古城跡なんて、な〜んにもないのよ。ただ登るだけなのよ。あれこれ地形を見て城の構造とかわかるほどのマニアじゃないのよ。それでも行きたくなるのよ、私は。
 一人、がしがしと登って行く。ルート案内の看板は、実にシンプル。ざっくり。自分が歩いているのが正しいルートなのか、いささか不安。花見で盛り上がっている人たちの賑わいが遠ざかる。すぐ近くのはずなのになぁ。誰も歩いていないよ。だんだん寂しくなってくる。不安を抱えつつ、黙々と歩を進める。一人旅の醍醐味。いや、久しぶりだよ、この感覚は。不安でワクワクしてるって、なんだそりゃ。
 んで、どこだ〜城跡は〜。看板ぐらいあるんだろうなぁ・・・。あ、あった。ほっとする。さて、桜の眺めは・・・あかんわ。城跡からは、麓の公園は全く見えませんでした。ははは。

 ふと見ると、足元に「差し上げます」の札。

 え?この城を?

 と一人でぼけ突っ込み。

 
 さて、そろそろ山を降りますか。観音堂があるらしい。うん、行きと違うルートで帰るのも良いな。

 ・・・って、墓所ですか。

 須坂藩主の墓所でした。お墓がずらずら。いや、失礼いたしましたと言う気分で通り抜け、山を降り、池の畔へと戻る。
 うん、無事に戻れて良かった。怖がり、ビビリの私にとって、こんなささやかな事でも冒険なのであります。

 池の畔、ボート乗り場の近くの売店で、おでんを購入。久しぶりにスケッチブックを開いて、ボート乗り場と桜を描いてみたりする。いい時間。・・・しかし、寒いわ。絵を描き終えて、再び売店へ。

「焼き芋下さいっ!」

 はふはふ〜。