川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

ブタのお話

ochamatsuri2009-10-10

 昨日はみんぱく国立民族学博物館)の公開講演会に行ってきました。

「人・家畜・感染症グローバル化時代の関係をさぐる」
http://www.minpaku.ac.jp/research/dp/091009.html

 バングラデシュの豚の遊牧の話、イスラム教圏で、忌避される存在故に、古い形質が残ってきたと言う話、豚舎での飼育以外の方法、インフルエンザとはなんぞやと言う話、豚は肉以外の部分もほとんど役に立つと言う話、家畜としての豚の位置づけの変化の話、地域ブランド(イベリコ豚)の話・・・。

 そう、家畜と言うタイトルになっていますが、もっぱら取り上げられているのは豚さんの事。

 久しぶりに、脳のお休みしていた部分を刺激された感じでした。ちょっと体力低下気味で心配だったのだが、最後まで、お目目ぱっちりで楽しく拝聴。

 でもね〜、やっぱり、ついつい内容以外のところにも注目してしまうのですわ。講演された先生、パネルディスカッションの司会をされた先生、みんな、勤務時代に関わりがあった先生なのだが、働いていた時はもっぱら収蔵庫でお会いしたりしていた訳で、演壇に立たれてお話をされている姿と言うのは、見慣れていないだけに、はい、新鮮でした。・・・パネルディスカッションの司会って、大変だなぁと、しみじみ思った次第。

 それから、手話通訳の方が二人で交代しながら入っていらしたのだが、その、さりげなくするっと交代されていく様子が美しくて、見入ってしまいました。・・・だから、どこを見ているんだ・・・。

 書籍販売中と言うことで、休憩時間に覗きに行く。あ、あれ?あ〜Iノヤン(一応、伏字?)〜。ショップの方も、出張だったのですね。なるほど。久しぶりに月刊みんぱくお買い上げ。うふふ。

 絵葉書も、少しあったのだが、講演中にふと思う。先生方が調査で撮ってこられた写真も葉書に出来ないのだろうか。スタジオなどで撮った、資料の綺麗な写真もいいのだけど・・・なんと言うか、あの生々しさ、研究者の視点で撮られた写真の力ってある気がする。私なら、買うぞ。・・・あ、でも、人に送るのには使いにくい、かも・・・購買層が限られるから、駄目かなぁ。


 講演会終了後のロビーでは、恐る恐る、先生方に声を掛ける。お、覚えてらっしゃるかしら?
「覚えてますよ〜。」
 と笑顔で言われて、素直に喜んでしまうのでした。


 ・・・よくよく考えると、どう言う風に覚えられているのだろう・・・つ、使えない奴だったなぁ、とか・・・ははは・・・


 そうそう、企画展「点天展」とシンポジウム「点字力の可能性」の点字付きチラシに感動。帰宅して、まず相方に見せたのはこれだった。うむむ、と唸ってはりました(相方、印刷屋の息子でございます)。



 久しぶりにみんぱく的空気を吸って、やっぱり好きな場所だなぁと思った。こんど大阪に帰ったら、絶対行くぞ〜。あぁ、でもMOUも行きたいし・・・。ん〜。