「タクシーはお前だ!」
と言う台詞と共に、頭突きをくらわされるカマコ、大はしゃぎ。
毎度、週末にはあっちとこっちとどこの芝居を観に行けばいいんだ!と悩む訳で(あと、美術館に博物館に〜)、7月の第2土曜日は、ギンギラ太陽’s『遊園地3兄弟の大冒険』を観に出掛ける。遊園地が主役の芝居を遊園地でやるってのが良い。カマコちゃんを誘い、大阪に行くはずが結局こっちにいた相方も加わり、3人で席を並べる。
毎度書くのもなんですが、ここは、役者が全員被り物で登場します。物です。それも、半端無く、モノです。新幹線だったり飛行機だったり百貨店だったり。で、今回はタイトルの通り、遊園地。潰れそうな到津(いとうづ)遊園(あ、この劇団は地元福岡ネタもウリの一つです)とその仲間達が、夢の世界で大冒険(?)。あんなものやこんなもの、あの遊園地やこの施設が、次々登場。戦時中の物語も挟まって、笑いと涙で楽しく盛り上げてくれる。そう、これは大人のためのヒーローショー。子供のときに、無邪気に泣いたり笑ったりして手を叩いて喜んだ感覚を、大人になってもう一度味わう事ができる。それがギンギラの世界なんだなぁと、今回改めて思ったのは、会場が、普段はヒーローショーをやる施設だからか。ノリも、そんなだったからね。
で、開場〜開演の時間は、写真撮影大会なのだな。役者が全員、西鉄ヤ○ザバス軍団として登場、客席を駆け回る。
「お前ら〜携帯出しやがれ〜!」
舞台前で全体を見ている大塚ムネトさんの前には、長蛇の列。
「客待ちしているタクシーが居るぞ〜」「ぬぁに〜」
なんか、そんな感じで、それぞれのバスが、お客さんをタクシーに見立ててロックオン。ガツン!
はい、私の隣で、カマコ大はしゃぎでございました。
NHKのカメラが入ってたけど、これ、放送できるのかなぁ。権利関係とか、大人の事情が・・・。
終演後、楽屋へお邪魔。あ〜、被りて〜!後ろの席に、某俳優さんがいらしてて、その方のブログを見たら、うわ、被ってはる。ウラヤマシイ・・・。
さて、遊園地公演と言うことで、アトラクション1回券が貰える。さて、どうしようか。お茶をしながら協議の結果、夕暮れ観覧車へ。んで、それまでは?
・・・知らんかったなぁ・・・
後楽園遊園地と認識していたここは、今は遊園地付きのショッピングセンターなのね。うむむ。
と言うことで、この夏の懸案、サンダル探しを思いつく。行きましょう!と張り切って先導してくれるカマコ。そんなつもりじゃなかったから持ち合わせのない私に、財布の紐を緩めてくれる相方。あ〜、皆様の愛のお陰で、無事、サンダル購入。いや、ええ感じのが見つかったんですわ。ここ一ヶ月、あっちこっちで悩んでは諦めていたのに、ここで見つかるとは。いやはや。
あと、アジア系の雑貨屋さんへ。緑茶のお香を見つけて購入。来月来日の姉貴へのお土産に良さそうなものも見つけ、なんだか、良い感じ。
程よく夕暮れて、観覧車へ。高所恐怖症の癖に、観覧車好き。最高点に達する少し前の辺りが、もう、ビビリまくり。何やってんだか。
さて、気が付けば、この日の2回目の公演も終わろうとする時間。2劇の先輩W&M夫妻がいらしているはず。連絡を取る。で、無事、落ち合う。ちょっと飲みますか。夫婦モノ2組に、自然に溶け込んでいるカマコちゃんは素敵です。しかも、何故かW田氏と盛り上がり、完全に二人の世界。いや、面白かった。
そんなこんなで盛りだくさんだった土曜日。家に帰りついたら、二人してバッタリ。翌日は、家でぼ〜。他の芝居を見に行く、と言う選択肢はあっさり消え、選挙に行っただけの日曜日でしたとさ。
しかし、こんな時にデジカメを忘れた私。携帯だといまいちだわ〜。客席でナンパ中のバスです。