今回も、本多千紘さんにたくさん助けられました。
クラシック曲からの選曲。まず、そのセンスがね。メジャーなものも混ぜつつ、え?なにこれ、面白いんですけどって、タイトル込みで選んで下さってる感。
言葉との掛け合いをどうするかも、実は千紘さんからのアイデアが結構あったのです。生演奏、コラボの面白さ。この数年一緒にやってきたからこその呼吸ってのもあって、楽しくやらせて貰えたのでした。
あの運動会のシーン、お客様が手拍子に乗ってくれたのは、生演奏だからだよな、と思うし。短いシーンだけど、楽しかった〜。
一人綱引きと一人かけっこやったら、次の喋りで息を整えるのが、きっつ(^_^;)
『けだもの運動会』は何度もやってる作品だけれど、新たな形が生まれました。
『龍と詩人』と『楢ノ木大学士の野宿』は、龍ってキーワードで選んだ作品。一つはインドの昔話風、一つは現代(賢治の時代)のインディージョーンズかSFかって話。
繋がりはないと思っていた。
でも、演じてるうちに、そこに共通する風景が見えて、あ!ってなる。多分、賢治がモデルとした景色が同じ。
調べると、更に共通することが、繋がってることが見えてくる。そうか、そう言うことか。
と、そこまでは解説お喋りには入れなかったけどね。いやぁ、やっぱり面白い。
改めて、「注文の多い料理店」の序文を噛み締めております。
そうそう『楢ノ木大学士の野宿』の語り方は実は、悩んだのです。かなりの七五調で、もとテキストはその調子で短く改行改行されているのです。手持ちのテキストを作る時に、これをつめて普通の文章の流れにしたら、あの改行にしているニュアンスが出ないことに気付いたのでした。
新ためてもとテキストで読むと、これ、活動弁士のイメージなんじゃないか、と思えてきたのです。調子よく語って行く感じ。
とは言え、全編をこの七五のリズムで読むと、それはそれでつらつら流れてしまう。ん~。でも、私がやりたいのは彼の物語の内容を伝えることだけではない。ってことで、あれこれ試しながら、七五のリズムを残すところを探っていったのでした。