フォーラム・シアター二日目。実際にやってみましょう!ということで、グループに別れ、問題が起こりそうなシーンを作ってみる。
私のいたグループは、ごみ捨てトラブルと言うのをやってみる。
別のグループで、電車の中でのトラブルと言うのがあった。この中で、トラブルの元になる男性「鞄がほかの人に当たっているのに気がつかないと言う役」をされていた方は、学校の先生だそうな。そう、このワークショップは子供にかかわる人たちが受けているので、芝居の人ばかりではないのだ。
この男性の、ちょいと頑固な、でも絶対いるなぁと言うおじさんっぷりがなんとも言えませなんだ。芝居が上手いことが求められる場ではない。やってみることが大事な場。だから、彼もただ誠実に、自分の思う「おじさん」としてそこにいる。それが、ものすごく自然。周りの対応でどんどん意固地になっていく。何か芝居らしきことをしようとしなくても、ちゃんと芝居になるのだと言うこと。
なんだかねぇ、「文句を言う自治会長さん役」で、いかにもな芝居をしていた自分が、とても恥ずかしくなってしまったのでした。
演じるって何?
フォーラム・シアターのことだけではなく、そんな根本的なことにも思いをいたした日でありました。