さて、3日である。サブタイトルは、「散歩とコアリズム」、かな。
ぼ〜っと過ごす手もあったのだが、今度は母も一緒に出かけることに。阿比太神社と言う古くからの神社が箕面にはある。氏神さんでは無いので、毎年行くと言う習慣は無いのだが、そこへ行ってみようと言う事に。父は留守番。・・・相方は?父と一緒に留守番するかね?
「いっしょに行きます。」
と言うことで、フラフラと出かける母と妹と相方と私。
・・・実は、誰も正確な位置を覚えていない。最後に行ったのはいつだ?私は小学生か中学生か。節分で行ったっきり。小学校のもう少し向こうだったよね〜。まぁ、近くまで行けば判るでしょう。いたってのん気な人々。小学校・中学校の通学路と言う懐かしい道を通るので、思い出話に花が咲く母と娘。
「あれ〜、そろそろやと思うんやけど」
「あ、あそこ、鎮守の森っぽくない?」
「あれ〜、違うわ〜」
「あ、こっちは?」
住宅地の中をうろつく怪しい人々になりかけたところで、ようやく到着。手を合わせる。
屋台で鯛焼きを購入。「しっぽまでアンコ!」と言う売り文句に間違いは無い。うん、無いな。
頭の方にアンコが入ってませんや〜ん!
大笑いで帰途に着く。
「あ、この道沿いに蝶々さんのお家があるんやなかったっけ?」
と母。
「確か記念館になったって聞いたけど。」
・・・道沿いって、それは進行方向?それとも逆?
などと言っているうちに、
「あ、ここと違う?」
見ると、長く続く塀。角を曲がって覗いてみると、おぉ、確かに「みやこ蝶々記念館」。残念ながらお正月なので休館でしたが。
さて、帰途に着く。
「あ、この辺に異人館みたいなのがあるんやなかったっけ」
今度は私。大正の頃にこの辺りを会場にして住宅博覧会が行われたのだ。その時建てられた家がそのまま住宅として供給され、今も一部が残っているとか。
「う〜ん、この道の向こうあたりやった気が。」
「これ?」
「ん〜、違うなぁ。」
「あ、三角屋根。」
「どうやろ。」
またも、適当な記憶を頼りにうろつく怪しい人々になりかけたところで、プレート発見。ふむふむ。大豪邸!と言うのでは無いのね。正確には「住宅改造博覧会」と言うことだったようで、アメリカ風コッテージとか和洋折衷とか。あくまで普通に暮らすちょっと良いお屋敷と言う感じ。今も大事に手入れされて使われているお家が残っているのはなんだか嬉しい。写真撮影は、ちょっと遠慮。興味のある方は、「住宅改造博覧会」で検索してください。
では、とようやっと帰途に着く。小学校の所まで戻った所で、
「この向こうの公園が」
もう、誰が言い出したかは書くまい。とにかく、子供の頃によく遊んだ公園があるのだ。途中には市民グランド。実は、もと、阪急ブレーブスの練習球場だったらしいのね。公園の向こうにテニスコートがあり、母が一時そこでテニスをやっていた。その間に公園で遊んだ思い出、友人が作っていた秘密基地、河原で始めて見た猪の死体。河原は親水公園に交通広場には遊具。多少の姿の変化はあっても、全体の姿は変わらない。ワクワクした思い出が次々と甦る。
こんどこそ、帰途に着く。結局3時間くらい?休憩無しで歩き回ったって事ね。
「元気やね〜」
と相方が感心するのは、もちろんアラフォー姉妹ではなく、アラセブンの母。
だってねぇ、帰宅後は、妹がとんでもないDVDを持ち出したのだよ。
「コアリズム、やってみぃひん?」
いいけどぉ、と軽い気持ちでやりだしたが・・・いかん!厚着だ!
「ちょっと、ばばシャツ着てるって〜」「タイツやし〜」「暑いわぁ」
と叫びつつ踊るアラフォー姉妹・・・。
だけではない!アラセブン母も踊ってる!
・・・母上、さすがです・・・。
途中リタイアしたけど、あれはしんどかったからじゃなく、食事の準備をと思ったからだよなぁ、きっと。まいったまいった。
基本コース40分を取り合えずやりきったアラフォー姉妹。
「横からの映像も無いと判りにくいって〜!」
と、取り合えず不満は述べてみる。
一週間でメリハリボディらしいから、七分の一くらい、メリハリボディになったかしらん?
写真は、言わずと知れた、お鏡。串柿を載せるのは関西風らしいのね。戸塚では売ってなかったので、嬉しくなる。でも、傍に寄って見ると、パリンパリンに乾燥して皮がめくれ上がっていた。どんだけ乾燥してるんやろ、わが実家。鏡餅にハンドクリームを塗ってやりたくなりました。