川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

読了『ビブリア古書堂の事件手帖4〜栞子さんと二つの顔〜』(三上延 メディアアワークス文庫)

 ドラマ版のキャストはどうにもこうにも、と思っていたのだが……ドラマが始まってから出版されたこれを読んでいたら……志田さんのパートだけが、ドラマ版の高橋克実さんになってしまう……

 この巻は、すべて江戸川乱歩。乱歩的世界にはまってしまった人たちのお話、と言う所か。
 「ヒトリ書房」のお二人が、いい方向に向かうといいなぁと。不器用な二人の大人の不器用な思いが、愛おしいなぁと思ったのでした。

 実は、子供の頃に少年探偵団にはまれなかったのだが、なんとなくその理由が判った気がする。と言う箇所があったのだが、あれ?しまった、ちゃんと栞をはさんでおけばよかった……。
 
 乱歩と言えば、作中にも出てくるのだが、D坂が団子坂と知った時は、妙な脱力感があったよなぁ。