川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

さくっと散策

 郵便局に行くのに、いつもと違う角で曲がってみる。
 あれ?
 小学校の隣に緑の一角。気になって階段を上ってみる。道路の向こうは緑地公園。そこから取り残されたような小さな緑地帯。

 浮き上がった木の根っこ。誰か、住んでますか?
 ひとしきりうろついてから、もとの道へ戻る。
 ん?

 お地蔵さん。あしあん地蔵ってなんじゃらほい。検索してみたが、サッパリ判らぬ。謎。
 ただ、調べている過程で、我が家にとても近いところに一休さんにゆかりのいわれを持つお地蔵さんがいらっしゃることが分かった。そのあたり、通っているはずなんだが。今度確認しよう。

 実は、一休さんが好き。とんち小僧の一休さんではなく、私の中にあるのは、児童書で読んだ一休さん。小坊主から成長して、老いていく。あれ、調べてみると、書いたのは武者小路実篤だったのかな。
 おかげで、お正月を迎えるたびに「門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」と呟いてしまいます。
 90近くで亡くなったが、その死の間際に口にしたのは「死にとうない」だったとか。
 ん〜、北斎と言い一休宗純と言い、私は死の間際まで足掻いてる人が好きなのか。

 さて、郵便局に行ったら、もうひとつの目的地。
 初詣に行った長興寺の住吉神社は実は、信長の時代に兵火で焼失し、場所が移っている。もとあった場所に碑があると聞いたのだ。
 と、その近くに貼り紙。ほ、ほう。週二回、能勢のお野菜を売っているらしい。ちょうどお野菜が出ていたのだが、今日買うとちょっとダブりそうなので、また次回。

 それにしても、この辺りは歩いていると面白いなぁ。旧街道筋だからか、古い町並みがひょっこり残っていたりする。


 これ、昔の防火水槽かな。似ているもので、懐かしい木の蓋が付いたゴミ箱も、結構、残っているお家があるのだ。あと、井戸を持っているお家もある。
 気になるのは、あちこちに転がっている石。どう見ても何かの礎石でしょと言うものや、石臼らしきものが見受けられるのだ。道標はアスファルトに半分埋まって残されていたり。気になる気になる。

 
 気が付くと、水道局が凍結注意の広報車を出している。
 来るぞ来るぞ寒波が来るぞ……けれども明日は稽古です。夕方に出掛けるんですけどねぇ。
 駅からうちの間が平坦なのは安心材料。生まれ育った箕面も、10年住んだ戸塚も、坂だらけ。積雪→凍結の道は、ほんまに恐くって。