戸塚に引っ越してきたばかりの頃、何も知らずに通ろうとした踏切。なかなか開かない事にいら〜っとしたのも、今となっては懐かしい思い出。
開かずの踏切と言われる戸塚の大踏切は、ピーク時には1時間のうち57分が閉まっている。3分しか開いていないって、どういうこっちゃな踏切でした。
吉田茂は大磯の私邸から東京に向かうのに、ここでの渋滞に業を煮やして横浜新道戸塚支線を作らせたとか……。
新道が出来たからと言って、踏切問題が解決するわけでは無く、長年の課題であったそうな。
人と自転車は歩道橋で、車は地下道で、と言う方向が決まり、私たちが戸塚に来た頃から実際の作業が始まってたのかな。
昨年、「戸塚大踏切デッキ」と言う大きな歩道橋が完成。
そして、今日、ついにアンダーパス開通。それを前に、昨日は開通式典の後、アンダーパスが解放され、歩いて通る事が出来たのでした。ちょうど、午前中に打ち合わせだけだったので、ちょいっとお散歩してまいりました。
真新しい道路。ちょっとテンション上がりますね。つい、大きな声を出してみたくなるのを、ぐっと我慢。
地面の文字を撮りたいのだが、うまい具合に人の波が途切れてくれなくって……。まさか「どいて」とは言えないからなぁ。ひたすら待ちの姿勢。
無事、反対側まで出てまいりました。
出たところの光景も面白い。
振り返ると、アンダーパスなのがよく判ります。
改めて、歩道橋から、眺めてみる。新しいから、白線や文字がくっきり。
ふと見ると、近くのビルの美容室で、お客さんと美容師さんが会話している姿が見える。その表情と手ぶりから、アンダーパスの話をしているのが見て取れる。「そこからずーっ向こうに行くんですよ」「そこからずーっと?」「ええ、そこから」そんな感じ。