この一週間、オンライン続きだったなぁ。どれも楽しく。
オンラインその1:ドラマ教育
DIE検証ワークショップ。ドラマ教育のワークショップ受講者のその後の活動・検証・交流のために設けられた一日。それぞれ語りたいこと聴きたいことがあって、濃厚な約4時間。悩みも成果も共有したい、よりよくしていきたい仲間がいるありがたさ。
大阪に戻って実践の機会がなかなか持てないでいる私も、もしかしたら何か出来るかも、と言う具体的な可能性が見えてきたことで、いっそう、前のめり。
オンライン2:劇的読書会
東京で参加していた月一の読書会は、2020年のオンライン流行の中で、「会場とオンラインで繋いだらむーさんも参加できるんじゃね?」と言ってくれて、これはコロナ禍で生まれた思いがけない機会。
2021年はそれぞれがテーマを決めて担当して。基本が現地開催なので緊急事態宣言での延期もあり、かなりずれ込んで、私の担当回が回ってきた。
私のテーマは「詩集を読んでみませんか」と言うことで、「現代詩とはなんぞや」って、私も判らぬぞと言いたくなるお題での講座?をすることに。もう、山口勲氏にあれこれ質問メッセージ送って、まずは自分が勉強するところからのスタート。「むーさんらしく」と言う言葉に押され、私が思う詩の面白さ、言霊の幸う国としての言葉との関わり、声に出して読む面白さなどを語り、最後は災害で生まれる新たな形として、東日本大震災の和合氏による詩の礫、コロナ禍でのオンラインライブ、オンラインオープンマイク、オンラインスラムの話にもっていく。
これを踏まえて、次回はそれぞれに詩人や詩を見つけてきて朗読をしてもらうと言うことに。いや、面白い展開になりましたわ。惜しむらくは、サインポエムの話が出来なかったこと。あとで、しまった~となっておりました。
数年前に『古事記』をテーマにしたときは、一般の人は「土偶と埴輪の違い」を分かっていないと言う事実に衝撃を受け、そのあたりの解説講座もやったのだが、なんというか、歴史についても詩についても、どこまでが一般常識でどこからがマニアックな常識なのかの区別が私には判らない。どんな話なら面白いと思ってもらえるのか、やってみないと判らないので、かなりドキドキ。結果として楽しんでもらえたようで、皆さんが次回、どんな詩を選んでくるのかが楽しみであります。
オンラインその3 放送大学 オンライン講演会
「イーハトーブの星空で宮沢賢治と銀河鉄道に乗る」
いやぁ、面白かった。こんなのありますよ、と教えてくれた千紘さんと、終わった直後から「面白かった~」とラインで感想を飛ばしまくる。ワクワクポイントがいくつもあって、もう、メモが追い付かない。
天文学者が読むことでの発見があるわけで、なるほどなぁ。と言うか、宮沢賢治の天文知識が半端ないのだな。やっぱり、彼の作品はメルヘンではない。まぁ、だから、『赤い鳥』には入らなかったんだな、と思ったりする。
講師の谷口義明先生の『天文学者が解説する 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』と宇宙の旅』を買わねば。
そして、国立天文台ニュースの2020年8月号をチェック中。銀河鉄道には他の路線もありうるって発想が面白い。