今日は、「piece of formant vol.2」〜周波数のかけら達〜 @下北沢 piece of 8 。
いや、もう、楽しかった楽しかった。即興音楽に楽しく乗ることが出来ました。
詩は、自分の書いたもの。どう読みたいかと言うことは、書いたときにほぼ出来上がっている。それを試行錯誤して練り上げている。でも、それにこだわりすぎるとあかんのだ。その核となっている部分が自分の中にちゃんと落ちていたら、大丈夫。あれこれのプランは全部捨てる。ノープラン、ゼロになって立つ。聴こえて来る音、気配、反応。それらを身体で受け止めて声を出す。・・・と言うのが理想なのだが、なかなか自分を捨てられない。こだわりすぎる。我が我がになってしまう。それは、お客さんに対しては、ちっとも親切じゃあない。判っているんだけどね〜。
と言うのがいつもの私。でも、ここ何回か確かに、ふっと自分が楽になる瞬間を感じてる。「あ〜、ここ、こんな風に読めるんや〜」「あれ、このリズムで読み続けたら、この先はどう展開して行くんやろ?」楽しみながら読んでいる。そんな、自分をぽ〜いっと手放しにして立っている瞬間が、今回はひと際多かったのだ。音楽の力に、感謝です、ほんまに。
これって、芝居のときも同じだな。自分自分では、駄目。相手から投げかけられるものを、どう受け止めるか。本番前に台本を必死で読むのではなく、ぽいっと捨ててしまえた時、台本の活字が頭から消えたとき、「やれる!」と思うのと同じなんだ。
きっと、どの世界に行っても、基本は同じと言うこと。大事なことを、もう一度見直した一夜でありました。
ZULUさん、誘ってくださってありがとうございます。交換詩、楽しかったです。即興も焦ったけど、楽しかったです。
Aimax さん、ダミさん、そしてそして、ダグラス・リーさん(from四川)、素敵な音楽をありがとうございます。ダグラスさん、楽器だけでなくヴォイスもされるのですね。ホーミーに大喜びな私でありました。手作りジャケットのCDをしっかと買ってしまったのでした。
それから何より、来て下さった皆々様、ほんまにありがとうございました。
感謝の思いをいっぱい抱えながら、お店を後にする。と、改札へ上がる階段の横から倍音の調べ。うわぁ、口琴演奏している人が居る〜。足を止めたいが、電車が来る〜。う〜、後ろ髪を引かれつつ、階段を駆け上がる。一ヵ月後の公演で再びここに来るわけで、もう一度、出会えますように。
◆◆「piece of formant vol.2」〜周波数のかけら達〜
5月1日 (木) @下北沢 piece of 8
http://po8.jp/index.html
OPEN 19:30 START 20:00
Charge: 1,500円(1D付き)
出演
朗読:
・ZULU
http://blog.goo.ne.jp/zulu19660509
・川島むー
http://d.hatena.ne.jp/ochamatsuri/
演奏:
・Aimax (g.)
http://akiraishiyama.blog.shinobi.jp/
・ダミ (b.)
http://y-m-cafe.seesaa.net/
・ダグラス・リー
http://love.betternonsequitur.com/