川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

明日は、詩と音楽の夜

 6月のPoe-Triでは、迷いながらも、震災に関わる詩を詠んだ。

 先日の、和合さんのテキストを使った詩×劇や、過日の詩のボクシングで久しぶりにお会いした東北の朗読ボクサーの方の「震災の事を詠む人は居ないんだね」と言う言葉を思い返しながら、考えている。今、私が書き、詠む詩はなんだろう。

 被災地の人たちにどんなに思いを寄せて書こうと、それは、どこかそらぞらしくて、何か、違う。そう思えてしまう。自分で納得出来ない。
 迂闊には、詠めないのだ。近くて遠い、遠くて近い、この距離が、詠む事を難しくしている。けれど、決して、他所事と思って居るのではないのだ。
 一方で、この震災は、東北の事だけではないだろうと思う。東日本、なのだ。日本、なのだ。

「大阪はたいした事無かったんでしょ。」
 それは、阪神淡路大震災の数ヵ月後に東京に引っ越した際に何度か言われた言葉。確かに、人生に関わるような大きな被害は無かった。それでも、2箇所の職場は、府では被害の大きかった所。ぐしゃぐしゃの職場、生徒の包帯。何より、神戸は身近な出掛け先。壊れた風景、思い出。たいした事ではないとは言えない、傷ついた思い。

「首都圏は、もう大丈夫なんでしょ。」
 今、そんなニュアンスの言葉を聴くと、イラッとする。節電による少々の不便などは、話の種だけれど・・・。お店には商品が戻り、いつも通りの日々が戻ったように見えながら、ずっと、不安の影がちらつく。原発事故と言う重低音が流れ続けている。他所事ではない。目の前に居る子供達の未来、より原発に近い地域に住む子供達の未来、を思うときのやりきれなさ。苛立ち。それが伝わらないもどかしさ。

 だから、そのもどかしい思いごと、言葉にするしかないんだよね。この距離感が現実の人もたくさん居る。そんな位置からの言葉を発していくしかないんだよね。とは、兵庫の朗読ボクサーさんとも話した事。

 公演が終わって、少し、詩の方へ心が向っているのだろうか。

 明日は、ZULUさんのJET POETの日。オープンマイクに参加したいと思います。そこで何を詠むのかは、まだ、決めていないけれど。


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JET POET vol.43 〜即興の音楽と詩の朗読の宴〜
7月11日(月)@原宿JET ROBOT
http://www.jetrobot.com/live_cafe_jetrobot/main.html

OPEN 20:00 START 20:30
Charge: 1500円+1ドリンクオーダー(500円)

朗読:
後藤理
http://de-rie-n.blogspot.com/
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=79617
・ZULU
http://blog.goo.ne.jp/zulu19660509
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=2861855
http://www.facebook.com/ZULU.kinya.tsuruyama
http://www.youtube.com/user/kinyazulutsuruyama

演奏:
・ひら (cajon、percussion)
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=3028025
・タロー(baritone sax)
http://www.myspace.com/koutarouasano
http://mixi.jp/show_profile.pl?id=7372281
志賀信夫(critic、t.sax、keyboard)
http://www.geocities.jp/butohart/
http://www.youtube.com/watch?v=oLF_rot_Sg4
twitterhttp://twitter.com/butohart
・KIM SOON(sax.)
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=3947218
http://www.facebook.com/profile.php?id=1734171174

☆当日エントリーのオープンマイクあり
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