川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

子供達と

 この三日間は、某小学校へ。表現の時間。3年生と5年生。

 全3回。9月からはじまり、今週は5年生は3回目、3年生は2回目と3回目。と言うことで、これで最後。
 私は、アシスタント。3年生と5年生のメインのファシリテーターは違う人なわけで、その両方のアシスタントに入っている私は、日参状態の3日間。
 3年生が終わっての帰りがけ、昨日活動した5年生達と廊下で行き会う。
「あ〜、むーだ」
 手を振ってくれるのが嬉しい。
 それにしても、どちらのファシリテーターも、すでに何度かご一緒している人なので、何と言うか、私の使いどころを心得ていらっしゃる。「この活動は、じゃあ、まず、むーさんにやってみてもらいましょう」・・・マイムで培った、見えない物を見せたり人以外のものになったり、と言う感覚が、大いに生きてきております。そこに無い物が見える事に、素直に興奮してくれる3年生。可愛いなぁ。
 おかげで、終了後、教室に戻る前のわずかな時間に「パントマイム見せて」と寄って来る子供が何人か居るわけで。いやいや、次の時間が始まっちゃうよ〜と思いつつ、大縄をひっぱる、ひっぱられる、をやってみせ、そのままそれが細いロープになり、「あ、犬だ犬」と犬に引っ張られるモードにシフト、犬をけしかけたらキャッキャと言いながら逃げて行きました。
 とても素直なお客さんでした。

 で、改めて思うこと。
 子供達に、色んな表現活動を楽しんでもらいたい。自分の身一つで、あるいは友達と協力する事で、道具が無くても、こんなに豊かに表現できるんだよと気付いてもらいたい。
 そして、上手く出来なくてもオッケーなんだよ、と言うこと。上手くできなかった事に落ち込んだり目を背けたりするのではなく、「そっかー、これが出来なかったなぁ」「自分は出来なかったけど、友達のあれは面白かったなぁ、なるほどなぁ」と思う事。もちろん、こう言う活動を通じて、出来るようになって行ってくれることは大事だけど、最初から上手く出来なくていいんだよ、と言うこと。思いついたことを思い切って外に出してみる面白さに気付いてもらえたら・・・。

 そう、多分、子供の頃に自分が教えてもらいたかった事、かけて貰いたかった言葉を、今、伝えようとしているんだな。

 あぁ、でも、子供達は、そんなこっちの思惑を超えて、色んな素敵な面を見せてくれます。いい子達だなぁいい子達だなぁ。なんだか、昨日・今日、子供達の行為に、結構、感動していたりするのです。

 さ〜て、来週は、別の学校でアシスタント。何が起きるかな。