川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

ひねもす@そら庵

 ひねもす朗読会へ2回目の参加。前が1月だから、久しぶりでもあります。
 去年、宝塚でご一緒したばぶさんとは1年ぶりの再会。

 今日は、高田郁さんの、みをつくし料理帖シリーズより「八朔の月」の一部を読みました。
 動きは付けず、朗読のみで20分に挑戦。時代物も挑戦でした。舞台が大坂なので、台詞は大阪弁船場言葉)。詩のリーディングの時も共通語と大阪弁を混ぜて、と言うのはしているが、やはり、人の書いた言葉だと、あれ?これであってるかな?と不安になる。うっかりすると、地の文が大阪弁に引きずられてしまうのです。

 江戸と上方の文化の違いでみおが驚いたり江戸の人が驚いたり、と言うシーンも読んでみたかったのですが、今日は、主人公みおが8歳の時の大坂(大阪)での出来事を描いた部分を読むことにしました。大坂(大阪)で起こった享和2年の水害をもとにしているシーン。調べたら、中之島あたりで7メートルの浸水だったとか。時期は、ちょうど今頃。天神祭りや生國魂神社のお祭りの頃。
 
 実のところを言うと、涙腺がゆるくなる部分があって、練習で最初に声に出して読んだ時は声が湿ってしまったのでした。読み手が湿っちゃあいけません。冷静に、冷静に。

 会場のそら庵には来週もお邪魔します。こことのご縁は、なんとも不思議でございます。