川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

十三で喫す

 さて、帰省中は十三の茶淹さんでのお煎茶の時間も……
 何をいただこうかしら。メニューを見ながら結局迷う。で、店主殿に相談する訳で……。
「今、どんな気分?」
「この暑さを忘れたいです」
「う〜ん。じゃ、香りの面白いのを持ってこよか」
 と言うことで、店主殿が選んでくれたお茶は、
 “五ヶ瀬 香る釜炒り茶 ”
 宮崎のお茶です。

 淹れる前の茶葉を嗅いでみても、面白いと言う意味がよく判らない。嬉しそうな顔で、店主殿が差し出す一煎目。
 あ、あれ?
 茶葉から想像しなかった、日本茶でイメージするのとは違う香り。中国茶に近い感じと言う言葉に、なるほど。うん、確かに面白い。
 二煎目はお茶自体の味が落ち着く分、香りが際立つ。なので、なんだか香りそのものを飲んでいるような……。
 美味しい日本茶を飲ませてくれる日本茶カフェは何軒か知っているけれど、面白くて美味しい日本茶を楽しませてくれるお店は、ここなんだなぁ。
 そして私は、特に言ったわけではないけれど、店主がお相手『席前メニュー』になってますよね(笑)。初めて来店した時からその状態だったから、それが当たり前のようになってしまっている気が……。
 こんなのがあるから、マニアックなお客さんがやってくるんでしょ、と思うのでした。だから私も好きなんだなって話。
 美味しいお茶と楽しい時間、ご馳走様でした。

 梅田で551の豚まんと焼売買って、小倉屋山本の塩昆布・夕霧を買って、新大阪駅構内でネギ焼食べて、はい戸塚へ。
 さて、これから数日間のワークショップ……ん?はよ寝なさい、私……