川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

阿古屋、会津屋、即興やぁ

ochamatsuri2007-09-26

 フルコースの一日でありました。

 
 まずは、歯医者さん。半年に一度の検診。ここのお姉さんとは会話のテンポが合うみたいで、楽しいひと時。お掃除してもらって白い歯ぴっかり。先生のチェックも無事クリア。お口の中は問題無し。ひと安心。

 しかし、財布の中とお腹の中は、問題ありですな。銀行に行ってから、軽くお昼ごはん。次は銀座に向かう。


 歌舞伎座です、歌舞伎座です。玉三郎様の阿古屋が素敵とあちこちで耳にするので、どうにも気になったのだ。これは、幕見をせねばと、千秋楽の本日、滑り込み。発売は4時から。着いたのは3時過ぎ。並んでるのは20人くらい。余裕じゃないかと並ぶ。やがて、昼の部を観終った人たちがゾロゾロ出てきて、次々と並んで行く。あっという間に長蛇。早く来て正解やったんや。
 ということで、無事チケット確保。4階まで階段と言うのはきつかったけど、幕見最前列中央近くの座席も確保。ま、花道が見えないのは仕方が無いです。900円で、贅沢言っちゃあいけません。
 『壇浦兜軍記(阿古屋)』開幕〜。これって、あれね、玉三郎様の美しさと芸達者振りを堪能するための演目なのね。メインはライブで、そこにお芝居がくっついていると言う感じ。
 琴・三味線・胡弓を演奏する玉様。その仕草の美しさ。惚れ惚れ。自分が女である事が申し訳なくなりますよ。はぁ、ため息。
 …と、その横にいらんことしいの役が居るというのが可笑しい。「拷問じゃ〜!」と無風流な岩永。うたた寝したり、火箸で胡弓の真似っこしてみたり、火傷してみたり。お客は、しみじみしつつ、くすくす笑う。美しい演奏シーンは、ともすれば退屈になるお客もいるわけで、岩永の存在が、良いスパイスになる。このあたり、やっぱり歌舞伎って娯楽作品なのね、と実感する。
 実は、歌舞伎を観る楽しみはもう一つ。後見(黒衣を含む)の方々。その無駄の無い動き、かっこいいのであります。

 すっかり目の保養をして、今度は渋谷へ向かう。


 よし、時間はあるぞと東急東横店に飛び込む。「大大阪博覧会」。渋谷を「しぶや」でなく「しぶたに」と読みたくなるぞ。さて、何を食べようかと迷うことなく、会津屋に並ぶ。大阪のたこ焼きの元祖。ソースではなく、出汁に味のついている醤油系。美味しいのだよ。でもって、ソースや青海苔で口元が汚れないと言うのも良い。冷めても美味しいし。鶴瓶さんがお気に入りで、楽屋見舞いにも使っていると言う話があったわね。だから、伝説のTV番組『突然ガバチョ』でお客さんに配られていたのは、ここのたこ焼きだったと言う話。
 はふはふぱくぱく、ご馳走様。箕面地ビールが来ているということで、それも気になったのだが。うぅ、さすがに時間が無いぞ。慌てて退散。

 今度は文化村方面へ。もともと苦手な渋谷。久しぶりで、
一瞬方向が判らなくなるよ。おのぼりさんです。


 目的地はライブハウスの'Xanadu'。シアタースポーツ観戦。前半は4つのチームによる対抗戦。後半は、ユリさんチームの凱旋パフォーマンス。ロングフォームなのだ。
 対戦もパフォーマンスも、お題は客席からいただくと言う形。皆様、ノリがよろしい。後半のお題は、これが最後と言うことで、客席の声はひときわ大きくなる。さすがに、聞き取れない。すばやくユリさんが「じゃ、こっちの客席で、今月が誕生日の人!」「は〜い!」

・・・あ、あれ?私だけ?

「お題は?」
「え、え〜と、え〜と・・・体育館!」
「はい、体育館で〜す」

 うわぁ、ほんまに「体育館」と言うお題で即興芝居が始まってしまったよ。ドキドキする。
 ステージには3人のパフォーマー。思い思いに体育館と言うキーワードで動き始める。やがてそれは、廃校になる学校の体育館の道具達の物語と、そこで過ごした若者達の物語になり、それが交錯し、一つの流れになって行く。お見事。
 あ〜、やっぱり、インプロやりたいな。ロングフォームやってみたいな。東京まで通う?横浜周辺で出来るところ、無いのかしら? 


 実は、先日の3連休の最終日にちょいとダウン。持ち直したし、よし!と出かけたのだけれど、やっぱり詰め込みすぎたな。帰りの電車ではぐったり。最近、体力落ちてる。何で?歳の所為にはしたくない。ちと、気を引き締めてがんばらねば。