川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

秩父日記・武甲書店

ochamatsuri2010-12-29

 くろうさぎで買ったパンを食べ食べ、ポエトリーカフェ武甲書店へ。

 この日のイベントは「谷川俊太郎ノート朗読会」。


 ここは、詩専門の書店でありカフェである(詩のボクシング同期のBJだいちさんのところ、とも言います)。そこには一冊のノートが置かれていて、毎月、詩人の谷川俊太郎さんからお題が出され、訪れた人がそこに詩を書くようになっているのだ。
 で、12月、一年の締めとして谷川俊太郎さんが訪れ、朗読会。

 いやぁ、満員ですわ。満員御礼。ぎっしり。

 谷川さんが「面白い」と思った3人(桃象さん、矢ヶ崎芳也さん、TASKEさん)が名前を呼ばれ、それぞれの書いた詩を朗読。

「呼ばれなかったけど、読みたいと言う方は?」

 ん〜、いや、あの3人のあとでは読めないぞ。
 ノートに書いた詩は、この流れで読む詩じゃないよな。場を盛り上げるには誰か読んだ方が良いよなぁと思いつつ、あれでは盛り上がらん・・・。
 と、ここは、切り替えが早いなぁ。司会進行の落合さんが、ノートに書いた詩でなくてもいいので、この機会に谷川さんの前で読んでみたい人居ませんか?と、幅を広げる。
 おっと、どうしようか。
 ちょっと迷った。読みたいなと思った詩は、クリスマス向けに書いたけれど読む機会が無かったもの。この日は26日なんですが・・・。が、そもそもTASKEさんがサンタ帽で遅れてきたサンタと称していた訳で、じゃあ、いいかな。
 ってことで、「贈り物の件」と言う作品を読ませていただきました。
 あ、O・ヘンリーの「賢者の贈り物」のその後ね。

 そんな時間の後は、谷川さんとの質疑応答やら、谷川さんの朗読やら。で、サイン会と盛りだくさん。
 ニコ動には、当日の様子が一部アップされておりますよん。

 サイン会の後は、ノート参加者限定の谷川さんを囲んでの交流会。美味しいお食事つき。

 ・・・美味しそうなパン。も、もしかしてこれは・・・。くろうさぎさんのパンでございました。

 あぁ、交流会・・・。こう言うところ、社会人として駄目駄目だよなぁと思う。どうしていいか判らなくなる。隅っこで大人しくしていたのだが、促がされて谷川さんの近くへ。え〜っと、何を喋ったらいいんだ?

「詩人=谷川俊太郎、みたいな状況って、どう思われますか?」
「おかしいと思うね」

 そんなところから、しばし、なんとか会話が続く。永瀬清子さんをすすめられ、詩集を購入(あ、平田俊子さんのも購入)。経歴を見て、あ、となる。宮沢賢治つながりだ。「雨ニモマケズ」手帳の発見に立ち会っているそうな。うむむむ。

 そんなこんなで、盛りだくさんな一泊二日の秩父旅でありました。


 写真は、前日の和銅遺跡を訪れた際に見た夕景。