年内最後の買い物。その前に銀行による。ん?ATMがキンコンキンコンと鳴っている。うわ、誰かお金忘れてはる。さっき入る時にすれ違った人かしら?と慌てて外に出るが姿は見えず。
確か、このままにしておいたら、いったんお金は引っ込むはず。あ、蓋が閉じた。音も止まって、まぁ、あとはご本人がいつ気が付くかだな。ちょっとドキドキ。
気を取り直して自分のお金をおろす。あ、通帳忘れた。明細必要にタッチ。出て来た明細を見ながら、やはり今年の収入は問題ありだなぁと思いながらATMに背を向け帰りかける。
「わぁ、誰か、お金忘れてはるよ〜」
ん?
どっひゃ〜。わ〜た〜し〜だ〜。
いや〜ん(〃ノωノ)。
とっさに、お札をつかんで「誰か〜」と言ってくれたおっちゃんも、ちょっと焦りながら
「あ、ここに出てたのそのままつかんだだけやから、そのまんまやから」
す、すみません、気まで遣わせてしまって。
そうよねぇ。思わずつかんで「誰か〜」と言って誰もいなかったら、そのお金どうするんだってことになるわけで。でも、あそこでおっちゃんが掴んでくれていなかったら、私が戻った時には引っ込んでいて、それをまた出してもらうには、多分、ちょっとめんどくさいことになるわけで、年の瀬の慌ただしい時に、それは、ねぇ。だから、おっちゃんグッジョブ!ありがとうございました!
いやぁ、これが今年のやらかし納めであって欲しいぞよ。