川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

クリニクラウン・報告

 結果から言うと、不合格。

 残念やった、と言うのとはちょっと違う。そもそも、このオーディションを知ったのが直前で、この世界のことをもう少し知りたい!と言うのがそもそもの動機やったし。

 今思うのは、まだまだ私には、その覚悟が足りんよ、と言うこと。もし通っていたら、3ヶ月の研修。何度も関西へ行かなくてはならない。それをクリアした上で、今度は臨床研修があり、…遠い遠い厳しい道のり。私は、それを請け負うだけの覚悟と体力・気力があったのか?その結果としての不合格だもの。それでよかったのだと思う。

 だから、もう、や〜めた。では無いのだ。

 次にオーディションがあったら受けるか?と言えば、それは判らない。腕試しに!と行く場ではないし、もっと勉強しておかんと、自分を鍛えておかんと、リベンジは図れないと思う。でも、また、いつかは、と思う。

 受けてよかった、と思っている。気になったまま受けなかったら、きっと後悔してた。もやもやした思いを引きずっていたと思う。受けたことで、この先インプロやるときの心構えも、きっと変わる。(オーディションは、3分間の自己表現とワークショップと面接の3本立てで、ワークショップはインプロだったのだ。)今の自分が、このクリニクラウンと言う活動に対し何をすればいいのか。ちゃんと、考えようと思う。

 まずは、やっぱり伝えること。少しでもたくさんの人に、この活動を知って欲しい。
 クリニクラウン。決して、優しさ、だけで出来ることではない。まだまだ認められていない活動だけに、命の現場の奥に入るだけに、相当厳しく狭き門になっている。だから、人数も非常に少ない。受け入れるところも少ない。現場では必要性が理解されていても、事務レベルで認められないということもあるらしい。
 だからこそ、知って欲しい。

 「遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけむ」

 遊ぶことが人生の中心である時期に、素直に遊ぶことの出来ない病棟の子供たち。彼らに、遊びの時間を、遊ぶ心を届けてくれる、素敵な人たち。それが、クリニクラウンです。