川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

かまむーちょ大作戦、実戦

ochamatsuri2010-07-05


 と言うことで、神奈川大会本選の日。

 カマコ&むーは、少し早めに関内へ。お茶をしながら作戦会議。あれこれ微調整。エンディングのタイムコールの仕方とか、マイクの数とか、カラムーチョを買うとか・・・。

 そうこうするうちに、まきんちょからメール。ふむ、ギリギリ到着だな。カマコは先にホール入りしてエントリー。私は駅前でまきんちょを確保。道々、微調整した点を報告。
 で、試験はどうだった?と、つい聞いてしまうのでありました。

 ホール到着。テキパキと案内してくれるスタッフさん。お、今年は悪くないな。・・・いやぁ、毎年、K氏のところの学生さんがスタッフをしているのだが、結構穴だらけで、スタッフ目線でイラッとさせられることが多いので。うむ。
 さて楽屋は、あ、団体戦チームはこっち?うわぁ、私とカマコ以外は高校生〜十代〜ピチピチのキラキラだわ。空気がしゅわ〜って発泡しているよ。こりゃ参ったなぁ。
 じゃんけんの結果、かまむーちょはラスト。お、それは悪くないぞ。

 あっと言う間に、開演。あっと言う間に団体戦が始まる。
 「舞台袖、好きな方で待機して、始まったらリングサイドの椅子に」と言われていた。当初、下手側に行ってたのだが、あとの2チームもゾロゾロとやってくる。いや、それは視覚的に奇麗じゃないでしょう。と、そんなことを考えてしまうのは年の功。とっとと上手袖に移動。

 最初のチームは、予選ではシンデレラのパロディ。草食系の王子様が可笑しかったのだが、あれ?「王子が居な〜い!」。王子、試験中に付き、後輩が代わりに入ったらしい。で、ネタは浦島太郎のパロディ。ん〜、コント?マイク持ちながらでやるには、ちょっときつかったね。しかし、靴と歯磨き、意味が判らんよ。変なものしかくれない乙姫様ってのは良いけど、そん変なものを何にするか、どこに繋げるかって、大事だよ〜。そこに「あ!」とか「あ〜、ふふふ」とか思える工夫がないと、勿体無いなぁと思う。

 二つ目のチームは、いかにも女子高生3人組。予選と同じ?いや、少し変えてたか。それぞれが「出会い」をテーマに書いたのかな?言葉はしっかりと客席に届いている。爽やかだねぇ。で、ラスト、うわぁやっぱりそれやるのかぁ。
 3人が、手を繋いで輪になって「私達、出会えて良かった」的な事を言って終わる。予選の時、ベテランT沢女史がしっかりこれをネタにしていた。その事に何も思わなかったのかなぁ。それともこれこそザ・若さ!と思いを強くしたのかなぁ。確かに、おっそろしく女子高生らしいよ。でも、あれは、閉じているサイン。視覚的にね。大きな舞台広い客席。そこに背を向けて、自分達だけの世界に入ってしまう。何のために、セブ島から来た少女が、日本語の挨拶の言葉についての詩を読んだんだろう。異文化と触れる、広い世界に開かれる、ことを思わせる詩が、生きてこないじゃないか。勿体無い。

 まぁ、どっちも、私の好みの問題ではあるが。

 かまむーちょは、ええ、まぁ、いささかグダグダするところもありながらの半即興。テキスト以外は即興って事だな。最初に読むのは私。えいや!と引いたら、これかぁ、カマコ。実況中継風なの。オープニングとしては、悪くない。テンションを上げて行く。あとは、どの詩がどうでたっけ?再現不能。高校教師目線で書いた詩は、リングサイドにいる高校生達に目線を走らせて見たりした記憶はあるが。

 まきんちょが読んでいる。私も次に引き抜いたテキストを握り身構える。
 ツンとカマコにつつかれる。え?「・・・時間」

 え?

 タイマーを見る。

 え?

 ええ〜?!残り、一分切ってる〜。ひえ〜、エンディングに時間足りるか?カラオケ屋での練習で、時計を見飛ばすこと無かったのに〜。私の腕時計のストップウォッチの意味無いや〜ん。

 まきんちょの言葉の切れるタイミングを見て「チクタクチクタク」とエンドコールをかける。
 「1992年!」
 それぞれの時を刻み
 「2010年!」
 それぞれの今を告げ
 「かま」「むー」「ちょ!」
 チーム発足を宣言。
 そんなラスト。

 しかし、テンパってたのは私だけじゃないね。まきんちょ、自分の出生地を言い間違えてどうする。面白いわぁ。

 と言うことで、ジャッジのお時間。団体戦は客席挙手。

 「代表者はリングへ。」

 「まきんちょ、行け!」とカマコと私。そりゃそうでしょう。彼女のやりたい思いが無ければ、このチームは成立しなかったのだから。



 客観的に見て、女子高生チームに手が上がる可能性は高いなぁと思った。言葉は奇麗に聴こえていたはずだし、やりたいことも良く見える。かまむーちょの、楽しそうに遊んでいる感じの好感度?だけでは厳しい部分もある。どんな結果でも、リングから戻る彼女をしっかり受け止めようと密かに決意。

 結果。

 微妙だ〜。どっちだ〜。

 「発表します!優勝は、かまむーちょ!」

 うはは、やっちまった。まきんちょを両側からハグハグ。勢いでまきんちょ眼鏡がすっ飛んだのは御愛嬌。

 そんなこんなでございました。

 団体戦については書く人がいなさそうなので、書いて見ました。

 予選も見ている身としては、高校生2チーム、もう少し、化けていて欲しかったな。学校で練習も出来ただろうし。そこが、ちょっと残念でした。と、偉そうに言ってみる。