川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

ウイングが閉館

 大阪の、ウイングフィールドが、閉館を決めたらしい。
 オープニングで南河内万歳一座の「青木さん家の奥さん」を寿司詰めの中で見たことに始まり、その後、毎年のように2劇の公演でお世話になり続けた。一人で動き始め、不安で一杯だった時、ウイングで福本さんにお会いすると、ほっとしたっけ。
 思い出がいっぱいで、だからこそ、今ここで、それを書き連ねて回顧するのは、違うな、と思う。

 大阪を離れている今、大阪の状況が見えにくくてもどかしく思うときがある。が、逆に離れているからこそ、冷静に見つめなきゃ、とも思う。住まいが離れたとは言え、私にとっての活動の根っこは、やっぱり大阪にあると思っているから。
 気になるのは、ウイングのことも含め、大阪の劇場が無くなる、と言う話で聞こえてくるのが、使っている側の声だと言うこと。芝居を観る、と言うお客さんの立場からの声が聞こえてこない。(トモノス問題のときも感じたことだが。)
 例えば、バナナホールが無くなる、と言うときに動いたのは、ミュージシャンだけでなく、あそこで音楽を楽しんでいたお客さんだったと思う。
 この辺り、どうなんだろう。