あいさつをすることの大切さ。震災でより強く思った事。
会った時のおはようもこんにちはも大切だけれど、別れる時の挨拶も大切に。
「いってきます」「いってらっしゃい」「さよなら」「またね」
それがその人と顔を合わせた最後になるかもしれないから。
阪神淡路大震災は早朝。多くの家族は一緒に居た時間。都市直下のあの地震が通勤時間や日中だったら、と想像してぞっとした。
東日本大震災の時は日中で、家の中、激しい揺れの中で外の様子は判らず、頭に浮かぶのは阪神淡路の時の情景。もう、大切な家族に会えないのではないか。朝、彼はどんな服を着ていただろう。そんなことを考えていた。あれが最後。そんなことも考えた。
日常は、ついおろそかにしがちだけれど、これだけは。
もともと、いってらっしゃい、いってきますは大事にしたくて、互いの習慣が違う結婚生活の中で「これだけは」とお願いしたこと。9年前の今日、無事に帰って来た彼の姿を見た時の泣き出しそうな思い。あれ以来、彼もその意味は、判ってくれたよう。
写真は9年前。




・日が落ち始めた頃。明かりの消えた街
・今のデマでの紙類不足ではなく、リアルに無くなっていた
・計画停電
・近所のコンビニは八百屋さんでもあった。